横浜市立大学は、京浜急行電鉄や横浜市金沢区と連携し、高齢者の見守り、空き家・準空き家の予防、空き家利活用によるまちや住まいの魅力アップを地域とともに考える。

同大は、金沢区内の空き家を有効に利活用し、若者の将来にわたる定住を促進する「ヨコイチ空き家利活用プロジェクト」に2016年度から取り組んでいる。

今回のプロジェクトでは、同大学生が実習授業科目のなかで、京急電鉄グループ・横浜市金沢区と連携し、空き家の実態や利用ニーズなどについて調査。

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その調査で得た空き家状況、不在所有者・居住者の意向調査結果などの情報を有効活用できるよう、地域と情報共有し、自治会に提供。

今回は、地域の実態把握、SWOT分析による課題の明確化、利活用の事例調査という3つのステップを踏み、最終的に地域の自治会、行政、企業それぞれの役割を踏まえた空き家利活用プランを提案する。

7月27日には同大で成果発表会を行い、優秀な提案については、地域の協力のもと、京急電鉄グループ、金沢区、大学で具体化を図るという。