神奈川県鎌倉市二階堂。この地で安政2年から受け継がれる古民家が、ホテルへと再生――。

小田原市に本社を持つ くらつぐ は、163年前の安政2年(1855年)に建てられた古民家を、日本家屋の魅力を残しながらリノベーション。新たに、「鎌倉 古今」という名のホテルを2019年1月にオープンさせる。

その特徴は、江戸時代建造時の梁などをそのまま残し、163年の歴史を感じるつくり。

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同施設内には「Restaurant COCON」も同時オープン。メニューは、国内オーガニックレストランの先駆けともいわれる奥田政行シェフがプロデュース。ここでは、イタリアンベースのオーガニック料理を提供、素材には鎌倉野菜も使用する。

宿泊施設の建設が法律で制限されていた鎌倉では、宿泊施設が慢性的に不足。この古民家ホテルは、民泊新法が可能にしたモデルで、訪日外国人の呼び水として注目を集めている。

客室数は2室。宿泊料金は、1泊朝食付プランが1人4万8000円、1泊夕朝食付プランが1人6万円。

予約は、民泊新法が施行となる6月15日から、「鎌倉 古今」公式サイトで受付開始。民泊新法に基づき、180日限定で営業する。