不思議な光景【私鉄に乗ろう89】愛知環状鉄道線 その9

2019.08.03

ホームの手前が工事中です。ホーム奥の一段盛り上がった部分が現在使われています。つまり、使われていない手前の低くなったホームに何か作っている様にも見えます。バリアフリーと乗降人員の数から考えてエスカレーターかな。手前のスロープと構内踏切も工事用でしょう。しかし、高架駅ということを忘れてしまいそうな構内の広さにも驚きます。

駅名標。世界のトヨタ自動車本社の最寄り駅。現在の駅の場所に、1973年(昭和48年)に廃止された名鉄挙母線のトヨタ自動車前駅がありました。元は1937年(昭和12年)に三河鉄道岡崎線の三河豊田駅として開業しています。1941年(昭和16年)三河鉄道が名古屋鉄道(名鉄)に吸収合併されて、1948年(昭和23年)岡崎線が挙母線に改称されました。既述の様に、1959年(昭和34年)には、ズバリ「トヨタ自動車前駅」に改称。しかし1973年(昭和48年)には名鉄挙母線が廃止になってしまいます。

1976年(昭和51年)旧国鉄岡多線の三河豊田駅として名鉄時代のトヨタ自動車前駅の場所に開業しました。1988年(昭和63年)旧国鉄岡多線が第三セクターの愛知環状鉄道線に転換。2008年(平成20年)新豊田駅との間が複線化され、ホームが島式ホーム1面2線となります。

窓の外が広い構内敷地。これだけの広さがあれば元の単式ホームを無理矢理島式ホームにして高蔵寺(北)側の線路を妙な形にせずに、西側にホームを作って相対式ホームにすれば良かった様な気もしますが、高架なので地上との連絡経路などタイヘンなのかもしれませんね。

ホーム。広々とした駅前広場があって、木々も植えられています。流石にトヨタ自動車本社の駅、という風格。平均乗降人員も2003年(平成15年)の4,814人/日から2017年には、14,299人/日に急増しています。

再び、単線に戻ります。

住宅地になってきました。航空写真で見ると少し離れた周辺では急速に農地が増えます。

1.9kmで末野原駅。堀割構造の駅で相対式ホームから跨線橋を上がった右側に駅舎があります。

ホームのすぐ先で単線になります。単線の奥に交換する列車が近づいてきます。

駅名標。復路で撮った写真。1988年(昭和63年)JR東海岡多線から愛知環状鉄道に転換された時に新設されました。

上り岡崎方面ホーム。奥は少し広くなっている様にも見えますが、いずれにしてもかなり狭いですね。

高蔵寺行が来ました。モダンな電車が単線を走ってくる不思議な光景です。

では、【私鉄に乗ろう89】愛知環状鉄道線 その10 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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