博多駅と大分駅などを結ぶ、JR九州の特急列車「ソニック」は、2025年4月で運行開始から30周年を迎えます。これを記念して、30周年記念ロゴ入りのラッピングトレインを運行。4月20日には大分駅・別府駅・中津駅で出発式を実施するほか、多彩なイベントを開催します。

883系ソニックとは?

883系は日豊本線の速度向上を目指して開発されたJR九州初の「振り子式」車両です。1995年3月に特急「にちりん」で営業運転を開始、4月20日から「ソニックにちりん」がデビューしました。

減速せざるを得なかったカーブでも安定した速さで走行できるようになり、大分から博多駅間を2時間9分で運転。21分の短縮を可能にしました(現在は最速2時間1分で運転)。

現在の883系ソニック

883系のソニックは、2005年3月から現在の全面ブルーメタリックの外観にリニューアル。885系の「白いソニック」に対して「青いソニック」として親しまれています。

30周年を記念したラッピングトレインが登場

ソニックの青と別府湾の青をイメージし、30周年を記念して作成されたロゴマーク

記念事業の一環として、特急「ソニック」に使用されている883系7両編成の電車1編成に30周年仕様のラッピングを施します。車体には、日々変わりゆく景色を提供するという思いを込めて「今日も。初めまして。」のキャッチフレーズを採用。運行期間は4月20日から12月頃まで。運行区間は博多駅から大分駅です。

記念出発式は大分駅・別府駅・中津駅で実施

30周年記念イベントの目玉のひとつが、4月20日に行われる「ソニック24号」出発式。大分駅・別府駅・中津駅の3駅で順次セレモニーが行われます。

「大分駅」では10:45頃から、JR九州大分支社長と大分駅長、4月20日生まれの地元園児、オリジナルキャラクター「ソニックマン」が出席し、支社長による挨拶や記念撮影が実施されます。

「別府駅」では11:05頃から、別府駅長とご当地キャラクター「べっぴょん」が出席し、別府市の吹奏楽団「ヤンモサウンズ・イン・ブラス」による演奏が行われます。

「中津駅」では11:40頃から、中津駅長、10月10日生まれ10歳の地元小学生、中津市の公式キャラクター「くろかんくん」が出席し、中津駅長による挨拶や記念撮影が行われます。

いずれの駅でも出席者が出発合図を行い、大分駅を11:10、別府駅を11:19、中津駅を12:03に出発する予定。観覧には入場券または乗車券が必要で、参加者には数量限定でオリジナル缶バッジが配布されます。また、各駅で記念台紙付き入場券(500円/数量限定)を、大分駅ではオリジナルグッズも数量限定で販売します。

(画像:JR九州)

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