【私鉄に乗ろう 74】とさでん交通軌道線 その14

県道248号線の下をくぐります。

鹿児から400mで舟戸停留場。1910年(明治43年)開業。後免方面は道路上の緑色ホームですが車線のほとんどを占めている様にも見えます。上りはりまや橋方面は商店の店先がホームです。

そろそろ停留場かなぁ・・・とカーブを曲がった途端に北浦停留場。慌ててシャッターを押しましたが後免方面の「緑地帯」は左手前に一部しか写っていませんね。鹿児から400m。1910年(明治43年)開業。左側には舟入川の土手が続きます。川面は見えません。

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左に国道が登って行って土手を越える橋につながっています。

400mで領石通停留場。ホーム手前に駐車場があります。

1910年(明治43年)大津停留場(400m先・廃止)まで開通した時に開業しました。翌1911年(明治44年)後免中町通停留場まで延伸開通しています。2003年(平成15年)舟入川の河川改修で道路が拡幅され、停留場と付近の線路は新しい線に切り替えられました。渡り線が見えています。はりまや橋方面への折返し運転も設定されています。逆光気味で前面ガラスの汚れが写ってますね。

500mで清和学園前停留場。次の一条橋停留場とは日本一駅間が短いので超有名です。どこかで写真を眼にしたことがあるのでは?

1985年(昭和60年)清和女子中学校・高等学校が移転してきたために通学用に開設されました。隣には一条橋停留場がありましたが地域住民の要望で廃止されませんでした。駅間は63m(一説には84m)と日本一短いのです。陸上短距離選手なら10秒かかりませんね。

清和学園前停留場に停車中の運転席からの眺め。停留場間の明見川を渡る橋があります。清和学園はこの明見川南側(手前)にあって、北側(一条橋停留場側)からこの一条橋までは川を渡れません。

営業キロ100mで一条橋停留場。こちらは後免線が大津停留場(廃止)から後免中町通停留場まで延伸開業した1911年(明治44年)に開業しています。先に渡り線が設けられています。

土佐電で最も有名な停留場でした。【私鉄に乗ろう 74】とさでん交通軌道線 その15 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)