五稜郭駅の駅そばが2016年2月に閉店したというニュースを聞いてから時間が経ちました。青春18きっぷダケで本州と北海道を行き来できた時代の写真を眺めていたら、五稜郭駅の駅そば”みかど”があったので、惜別の意を込めてアップします。

撮影時期が不明ですが、江差線(木古内駅〜江差駅間)が廃止された2014年から2015年頃だと思われます。

こちらの方が古いと思います。

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お馴染み「海鮮かきあげそば」(500円)とおにぎり。一味かけ過ぎ!

これはJRキヨスクが経営する様になった時代。

でも”海鮮かきあげ”は、変わらず500円でした。

新しいJR駅に駅そばができることは、ほぼありません。駅そばは消えていく一方なのです。理由はおそらく単純。

JR各社は、新しい駅構内の出店料を高く設定しているのでしょう。そりゃ、新しい駅舎にはコストがかかっていますからコスト回収は優先課題。客単価の安い駅そばでは、たぶん経営が成り立たないのでしょう。

以下は、所謂「引かれ者の小唄」の類いです。

JR各社が競争で開発しているのは、日常の感覚が狂う様な価格設定の観光列車で、それが人気なのです。我々貧乏人はJR各社にとっては、余計なお荷物という被害者妄想を抱いてしまいます。利用者減少は趨勢と諦められているのかな。

閑話休題。

青春18きっぷで北海道に渡れなくなって以降は「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」(2300円)を使って奥津軽今別駅〜木古内駅を北海道新幹線で、木古内駅〜五稜郭駅間を道南いさりび鉄道で片道移動できますが、筆者は利用したことがありません。

北海道新幹線以前、特急列車に乗り換える本州側の駅は蟹田でした。駅の近くにあった「ウェル蟹」の小さな食堂が好きで、おばちゃんが毎日作ってる安くて美味しい定食を食べるのがキマリでした。

今は昔、

です。

(写真・記事/住田至朗)