日本酒が欲しくなるくらい【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その1

2019.12.21

※この「私鉄に乗ろう」の写真は、筆者がプライベートな鉄道旅で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていませんので、乗車券などがあれば誰でも利用できる場所から、手持ちで撮影したスナップ写真です。ポケットに入るコンパクト・デジタルカメラ(SONY DSC-WX500)で撮影しています。特に記載のない写真は2019年1月4日に撮影した写真です。

トップ画像は鹿島臨海鉄道6000形気動車6004。最高速は95km/h。予めお断りします。トップ画像には車両の写真を使いたいのですが鹿島臨海鉄道の車両写真の絶対数が少ないのです。従って同じ写真が使い回されます。ご了承ください。

鹿島臨海工業地帯は茨城県の開発プロジェクトとして東京オリンピックの年1964年(昭和39年)に緒についた大型開発計画でした。1960年代の社会科の教科書で何度も習ったエリアですが、残念ながら東京の西で育った人間にはあまり地縁がありません。というかほとんど行ったことがありません。

この鹿島臨海工業地帯に原料・生産品を運ぶために鹿島臨海鉄道鹿島臨海線が1970年(昭和45年)に北鹿島(現・鹿島サッカースタジアム)と奥野谷浜間で開業します。1978年(昭和53年)には成田空港への航空燃料輸送の地元への見返りとして北鹿島(現・鹿島サッカースタジアム)駅〜鹿島港南駅で旅客営業を実施しました。しかし工場と水田の広がるエリアで利用者は少なくパイプライン完成に伴って旅客営業は廃止されました。営業キロ19.2kmの単線非電化の貨物線です。

一方、1922年(大正11年)の改正鉄道敷設法別表39号に「茨城県水戸ヨリ鉾田ヲ経テ鹿島二至ル鉄道」として国有鉄道が路線を決定。日本国有鉄道鹿島線香取〜北鹿島(現・鹿島サッカースタジアム)が開業。水戸への工事も続けられていました。1980年(昭和55年)の「国鉄再建法」施行時には鉄建公団による建設中でしたが、開業後の輸送密度が4000人以上を見込めるとして工事は続行。しかし当時の国鉄は地方交通線を分離する方針でした。その結果、茨城県などによる第三セクター鹿島臨海鉄道による引き受けが決定し1985年(昭和60年)開業。建設当初は特急列車の運行が計画されていたことから単線ながら高規格で設計された路線で、踏切は水戸駅付近の常磐線と並行する部分にあるだけとなっています。

水戸駅〜北鹿島(現・鹿島サッカースタジアム)駅間53.0kmに起終点を含む15駅があります。全線単線で非電化。

北鹿島(現・鹿島サッカースタジアム)は、カシマサッカースタジアムでの試合開催日以外は停車しない臨時駅なのでJR鹿島線に乗入れ鹿島神宮駅が実質的な始発駅となります。鹿島神宮駅正面。

トップ画像の車両に乗ります。2019年1月4日13:45発の水戸行です。2両編成で後ろは”ガールズ & パンツァー”ラッピング車両3号、6000形6011です。

これが仕事場。前面展望を撮ります。たぶん右側から撮ります。

忘れるところでした。鹿島臨海鉄道側の駅名標。JR東日本仕様です。JR東日本鹿島線鹿島サッカースタジアム駅と当駅間は鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が運行するだけです。サッカーの試合が開催時以外は通過します。横須賀線から鹿島神宮行というのも本数はわずかですが運転されています。1970年(昭和45年)開業の駅。1985年(昭和60年)鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の運行が始まっています。

ちなみに鹿島神宮駅にはホームからのエレベーターはありません。クソ重い荷物を持って階段を登り降りします。高齢の観光客も多く見かけるのでバリアフリー化は必要だと思います。自動改札もありません。JR東日本鹿島線はSuicaエリア外です。駅にも駅前にも簡便に空腹を満たせる店舗はコンビニを含めてありません。2010年1月に鹿島臨海鉄道大洗鹿島線に乗りに来た時に空腹を抱えて茫然としたコトがあります。(笑)

不思議なことに、自治体は鹿嶋市なのです。鹿島郡鹿島町が鹿島郡大野村を編入して市になる時に、既に佐賀県に鹿島市があったために旧字の鹿嶋市になったそうです。

この日は銚子駅を覗いてから来ました。銚子のニューデイズで鯖寿司を買ってきました。1080円。

これが、量が些か上品ですが、美味しいんです。日本酒が欲しくなるくらい!

信号は青、進行します。JR側のレールは錆びています。

高架軌道から築堤の上になります。左は保線用?鹿島サッカースタジアム駅まではJR鹿島線。JR貨物の貨物列車が鹿島サッカースタジアム駅まで運行されるので電化されています。

短いトンネル、鹿島バイパス道路などの下をくぐります。

水戸駅まで73分の乗車予定です。では、【私鉄に乗ろう97】鹿島臨海鉄道大洗鹿島線 その2 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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