トップ画像は、朝8時過ぎに盛駅から乗り続けている久慈行。三陸鉄道36-700形714。もう4時間以上乗ってます。ち〜とくたびれてきたかな。何と言っても三陸鉄道リアス線は第三セクターで路線距離が一番長い鉄道会社ですからね。

駅名標。江戸時代、この地で作られた塩を内陸に運ぶ「塩の道」があったことから駅の愛称は「ソルトロード」。国鉄久慈線の駅として1975年(昭和50年)開業。東日本大震災の時は、3月16日にいち早く久慈駅から当駅まで運行が再開されました。翌2012年(平成24年)田野畑駅までが復旧しました。

ホーム。遠くに十府ヶ浦ビーチの水門が見えます。

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この駅で久慈まで最後、7回目の交換列車を待ちます。盛駅を出発してから列車交換をしたのは、綾里駅、唐丹駅、鵜住居駅、津軽石駅、田野畑駅の6回でした。陸中野田駅まで151.9kmで6回は、多いのか少ないのか・・・。

横取り線に駐められている三陸鉄道36-モ4。2018年(平成30年)の新しい車両。

交換列車が来ました。宮古行。三陸鉄道36-700形716です。

半島の山塊部分をグルッと時計回りに迂回します。

雪国を進行!・・・って、考えてみれば盛駅で乗った朝からずーっと北上しているワケです。北に向かう人の群れはどこか無口で、って、鼻歌がでるほど余裕はありませんが。

好きでやっているので文句を言える筋合いは全くありません。でも4時間以上、揺れる列車の最前部で前面展望を撮るのは二日酔いの爺さんには正直言ってキツいっす。立っているだけでもシンドイと思いますが、手持ちで望遠にしたコンデジのモニターを注視しっぱなしですから。もちろんキツくても、久慈駅まで気合いで撮影しますよ〜!

駅予告票。左カーブに駅がある様です。野田玉川駅から陸中野田駅までは野田村の中でした。次の駅から久慈市に入ります。それで言うと一番長く走ったのは宮古市内、払川駅から摂待駅まで32.8kmでした。何と言ってもリアス線になって総延長は163.0kmもありますから。

山の中の駅、という雰囲気です。三陸鉄道リアス線ってホントに不思議。

単式のシンプルな駅。陸中野田駅から3.4kmで陸中宇部駅。ホームと駅舎(待合室)の雰囲気は野田玉川駅に似通っている気がしました。

ホントに次は終点の久慈駅? 不安になるほど静かな山の中です。

【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線その39 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)