マジで次は終点の久慈駅?【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線 その39

2020.02.12

駅名標。陸中宇部駅は、国鉄久慈線の駅として1975年(昭和50年)開業。愛称「縄文の花」とは?

駅の周囲に縄文時代の遺跡が発掘されたからだそうです。縄文遺跡と言えば、青森県青森市の三内丸山遺跡の巨大な集落跡が有名ですね。縄文時代前〜中期の人々が栗を栽培していたことが分かった他、クルミ、トチなどの堅果類の殻、エゴマ、ヒョウタン、ゴボウ、マメなどの栽培植物も出土しています。従来の縄文時代観よりも進んだ文化の存在が示されたのです。約5,000年前の巨大集落が何故突然終焉を迎えたのか、謎が多い様です。昨今、地球温暖化が話題になっていますが、一説によると三内丸山遺跡で栽培されていた植物などから、現在よりも遥かに温暖な気候だったのではないかと言われています。突然集落が消えたのは地球の寒冷化が原因ではないか、などという説もある様です。現在の温暖化には地球全体が数千年単位で温暖化と寒冷化を繰り返していることも織り込まなければ、科学的には判断が難しいのではないかと思いますね。余談ですが。

ホームの待合室。この駅名標も1975年(昭和50年)開業時のものではないかな。右に電話の箱が見えています。

ホーム後方。階段の前にある観光案内に宇部遺跡が描いてあります。

国道45号線を越えます。何回45号線を越えたのでしょう? 丁寧に地図をトレースすれば数えられますね。橋梁は南北リアス線で296箇所ありました。

最後の宇部トンネル(887m)。いったい、いくつのトンネルを抜けたのかな。開業時の南北リアス線には、62のトンネルがあることが分かっていますから、これに旧JR山田線の釜石駅〜宮古駅間のトンネル、筆者の勘定では18なので、これを足せば80という数になります。前面展望に撮影ミスもあるので数が間違っているかもしれません。

トンネルを出ると例の不思議な小屋。でもドア横のボックスはありませんね。

勾配標20パーミルを下ってゆきます。この風景、マジで次は終点の久慈駅?というくらい山の中です。

市街地に出ました。OK、終点の久慈です。築堤の上から高架線になります。

高架線になりました。先刻までの山の中がウソの様です。

長内川を渡ります。右(東)側の下流で久慈川と合流して太平洋に注ぎ込んでいます。

4時間半かかりましたが、ようやく163.0kmの終点久慈駅に着きます。

【私鉄に乗ろう98】三陸鉄道リアス線その40 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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