京成電鉄の鉄道事業設備投資計画、昨年度実績比36億円増の総額227億円

2019.05.15

京成電鉄は2019年度の鉄道事業に総額227億円の設備投資を実施する。投資額は昨年度実績比36億円(19%)増。

車両の増備、新製については以下の記事を参考にされたい。本記事では安全対策などやその他のサービス向上について触れていく。

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補足として、3000形車両については4か国語(日・英・中・韓)対応のLED車内案内装置の液晶ディスプレイへの更新を進めており、本年度中に全編成で更新が完了する予定だ。また、3400形車両・3000形車両については座席中央部分へスタンションポールの増設を進めており、こちらも本年度中に全編成で増設が完了する。

安全対策

塩害対策として高圧配電線のケーブルヘッドを対塩型に交換する工事を進め、2019年6月までに全線で交換を完了する。ホームドアは成田空港駅に設置することが決まっており、その他の駅でも導入に向けた検討を進めている。

2017年度よりホーム上の非常停止ボタンをC-ATS(列車自動停止装置)と連動させ、ボタンを押した際に自動的に列車が停止する改修工事を行っていたが、こちらは本年度にて全駅で整備が完了する。

西登戸駅には内方線付点状ブロックの敷設を行う。2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて京成上野駅と空港第2ビル駅等に防犯カメラを増設し、通勤型車両の車内に防犯カメラの設置を進める。

京成西船駅などの駅舎、千葉中央駅~千葉寺駅間などの橋脚の耐震補強工事は継続、また土砂流出を防ぐため、宗吾参道駅~公津の杜駅間の法面補強工事を実施する。(図は平成29年度に法面補強工事が実施された京成臼井駅~京成佐倉駅間)

その他にも各種鉄道施設の更新・改良を行う予定だ。踏切監視カメラの更新を進め、デジタル方式の列車無線措置への更新を行う。成田空港駅と空港第2ビル駅の天井落下防止工事を完了させる。さらに、変電所の設備機器更新や線路の下に撒く砕石の厚みを増す工事、軌道変位が生じにくいマクラギ(ラダーマクラギ)への交換などを実施し、運転安全度の向上並びに乗り心地の改善を図る。

押上線葛飾区内(四ツ木駅~青砥駅間)の連続立体交差事業については仮下り線工事を始める。事業完了のあかつきには平和橋通りなどの沿線にある11カ所の踏切が除却され、道路・鉄道それぞれの安全性が向上し、踏切による交通渋滞が解消される。踏切によって分断されていた市街地の一体化を図る目的もある。

駅施設のリニューアル工事

利用者増に対応するため、空港第2ビル駅・成田空港駅のリニューアルを行う。空港第2ビル駅改札口のレイアウトを変更し、24人乗りの大型エレベーターを新設、さらに案内看板を分かりやすいものに改修し、天井改修工事にあわせて照明をLED化する。

個別の駅で見れば、京成上野駅と東京メトロの連絡地下通路がリニューアルされる。また前述の通り京成西船駅の駅舎の内・外装を改修、八千代台駅にはエレベーターを増設、京成幕張本郷駅には待合室を設置する。

細かいところでは「下町日和きっぷ」等の企画乗車券が「PASMO」で購入できるようになる。また、昨年度に配信を開始した京成アプリのバージョンアップも予定されている。

TAGS 京成


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