115系電車・弥彦色
弥彦線はJR東日本信越本線の東三条から山全体が弥彦神社の神域となっている弥彦山の山嶺を結ぶ路線です。

元は弥彦神社への参拝鉄道として1916年(大正5年)に弥彦〜西吉田(現・吉田)間が私鉄の越後鉄道によって開業されました。1925年(大正14年)に一ノ木戸(現・東三条)まで延伸。当時は只見線の只見まで延伸する計画だったそうです。(乗ってみたい!)

弥彦〜東三条間は1984年に電化されたましが、当時は旧国鉄末期で財政状態が苦しくJR路線としては珍しい低コストの直接吊架式(直吊架線方式)での施工となりました。列車の最高速度は85km/hに制限されています。

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電化と同時に配置されたのが115系でした。弥彦線は輸送量が多くないため2両編成とされ、クモハ115+中間車のモハ115形に先頭部を接合したクモハ114形が作られて編成されたのでした。改造されたクモハ114形には新たに500番台が与えられました。
クモハ114形

外観からは殆ど識別できません。
115系電車・弥彦色

しかし、新潟支社向け新型車両として開発されたE129系が2014年から営業運転を開始し弥彦線にも2両編成(A編成)が投入されました。
E129系

さらに2015年3月からE127系2両編成が運行を開始。
E127系2両編成

実質的に115系弥彦色はこの2015年3月で運用を終了しました。それでも3次新潟色(青系)の115系N編成が臨時に弥彦線を走ることもあるようです。

弥彦色の115系車両は2014年7月に撮影。E129系、E127系は2016年1月の撮影です。

※写真は全て筆者が撮影したものです