札沼線豊ヶ岡駅【50代から始めた鉄道趣味】その84
※2019年6月撮影
跨線橋から豊ヶ岡駅のホームが見えます。周囲は鬱蒼とした森、実は鉄道林です。
※2019年6月撮影
駅の周りに案内看板はありません。1キロ以上離れた国道に「駅入口」の小さな看板があっただけです。
駅にはクルマでアクセスするとUターンできません。駅へのアクセスには、外灯が全く無いので、暗くなったら懐中電灯が必須でしょう。と言うか、怖くて夜一人で来たくないです。(笑)
※2019年6月撮影
駅の踏切ですが二輪以外の車両は通行できません。ポツンと離れて有るのが豊ヶ岡駅の待合室。向こう側なら自動車でもUターンできるかな。
※2019年6月撮影
踏切からホーム。灯りが2つあります。駅周囲の森を別にすれば駅の南には石狩川が流れ石狩平野が広がります。一方、北側には山地が迫っています。周囲に人家はほとんど有りません。何で請願してまでこの場所に駅を作ったの? と正直言って思います。
※2019年6月撮影
ホームから新十津川方面。先程写真を撮った跨線橋が見えます。札比内駅からは2.9km。
※2019年6月撮影
最初に行った跨線橋、歩道には二人の(たぶん)鉄道ファンが大量の撮影機材と共に列車を待っている様でした。跨線橋の左側下に豊ヶ岡駅。
※2019年6月撮影
こちらは札幌方面。ミラーの先のホームがコンクリートです。後述しますがかつてはホーム全体がコンクリートでした。
※2019年6月撮影
駅名標。2015年3月なので雪があります。鉄道林の向こうに広がる耕地が見えると良いのですが。1960年(昭和35年)月形村豊ヶ丘地区(現在の月形町字豊ヶ丘)住民の請願により開業しました。しかし、残念ながら利用者は少なく、2011〜2015年の平均乗降人員は1日1名以下でした。(JR北海道調べ)駅名は北海道らしく、五穀の豊かな実りを祈願する地名からです。
※2015年3月撮影
列車からは見えない角度から待合室と踏切を見ています。なかなか新鮮な眺め。
※2019年6月撮影
こぢんまりと魅力的な木造待合室の正面。道が狭いのでこれ以上カメラを引けません。出入口の上には豊ヶ岡駅という駅名があります。
※2019年6月撮影
待合室内はキレイに掃除されていました。右にトイレもあります。トイレのドアには「月形町役場 総務課財政係」からの「物を置いていかないで」という張り紙。いったい「誰が」「何を」置いていくんでしょうか?
※2019年6月撮影
2015年3月の写真です。ホームはコンクリート製で、鉄パイプではなく鉄柵がありました。現場で見た感じではコンクリート製ホームの上に木材を載せた仕上げに見えました。背後の鉄柵は錆び朽ちて危険だったのかもしれません。
※2015年3月撮影
データでは、豊ヶ岡駅を中心にした半径500m(直径1km)の範囲には2世帯6人しか住んでいません。(2010年国勢調査)調査から10年近く立っているので、もっと少なくなっているかもしれません。いずれにしても、札沼線で、最も周辺に住人の少ない駅です。
(写真・記事/住田至朗)