解体前に間に合った! 富山地鉄全駅探訪29【50代から始めた鉄道趣味】120
※2019年7月撮影
東三日市駅から0.8kmで荻生駅。トップ画像の様に「ホームの待合室の整備」を表示する看板が置かれていました。
実は、このタイミングで駅の写真を撮りに来たのは荻生駅の駅舎・待合室が解体される前に写真を撮っておきたかった、ということがありました。間に合ったワケです。よかった!
踏切からホームと駅舎全体を撮りました。駅舎は決して小さくはないのですが、扉の開いている部分のみが待合室で、小さなポストから奥は元・駅舎の事務室部分で使われていないのです。実質的に建物の4分の3がデッドスペース。
左にはかつて相対式ホームがあったのですが、新しいホームを工事しています。
※2019年7月撮影
これが新しいホーム工事。ずいぶん長いホームが作られるみたいです。左側に土地があるので出入口と駅舎が作られるのかな。
※2019年7月撮影
工事が行われているのは、2020年に市内の中学校が統合される予定で、徒歩10分の新中学校で駅を利用する生徒が大幅に増加するという見込みから手狭な現行待合室(大勢が雨宿りできない)と男女共用のトイレの改善が課題となったことです。ホームの反対側に駅舎とホーム、ホームの上屋が作られます。
現在の駅出入口と待合室。駐車場はありません。駐輪場は右の10台分。トイレは水洗ですが男女共用。
※2019年7月撮影
定期券拝見の木札がシビれます。狭い待合室。ギュウギュウに詰め込まれても15人が限界かな。何でも利用者が100人以上増えるという予想なので、現状では狭すぎます。
※2019年7月撮影
待合室の内部。
※2019年7月撮影
手前の小さなポストから向こうがデッドスペース。味わいのある駅舎ですけど、もったいないですよね。軒下で雨宿りできますが、置かれたベンチは濡れています。風が吹いたらビショビショです。
※2017年12月撮影
ホームと駅名標。電鉄富山方面をみています。新しく作ってるホームの方が長い? 徒歩約20分と宮野山公園の沿線案内がありますが、現・宮野運動公園のことかな。新黒部駅あるいは舌山駅が最寄りですね。
※2019年7月撮影
宇奈月温泉方面。駅舎の姿を記録しておきます。
※2019年7月撮影
たぶん新しくなっちゃう駅名標も記録。1922年(大正11年)熊本電気鉄道の駅として開業しています。古い駅なんですね。
※2019年7月撮影
駅舎の縦型駅名標。木の窓枠が渋い。駅名標の下には皇国晴酒造の広告が入ってます。生地にある1887年(明治20年)創業の酒蔵です。北アルプスから地下を進んで磨かれた湧水で仕込む日本酒「幻の瀧」が有名。個人的に好みなので気が付いてしまいました。
※2019年7月撮影
名残惜しいのですが次の駅に向かいます。
(写真・記事/住田至朗)