※2014年7月撮影

トップ画像は、2014年7月に岩館駅に停まるキハ40 532。右のホームのキハ40系は車番が不明です。

木造駅から中田駅に向かう部分は、西からやや南に向かうので岩木山をメインにする山々が見えています。雲は見ない様にしています。(笑)

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木造駅から2.7kmで中田駅。周囲は農地です、人家はポツポツありますが、集落は見えません。また国道101号線の跨線橋があります。この後も五能線と国道は能代まで並走してゆきます。シンプルな単式ホーム、待合室はホームに付属しています。

駅名標。周囲は農地。ですが、農業に関しては全く素人なので、何故、農地の色が違うのか分かりません。もちろん、植えられているのが麦なのか、米なのか、耕作物が違うことは分かりますが写真を見ても麦と米の区別について自信はありません。

中田駅は1956年(昭和31年)に開業しました。何と、晴れた日にはホームから岩木山と八甲田山が見えちゃうのです。めちゃくちゃ素晴らしい景色だと思いませんか。

細いホームと待合室。背後に見えるのは津軽半島の山々です。あの山の向こうを北海道新幹線が走っています。

2017年(平成29年)1月に、津軽鉄道の終点津軽中里駅から北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅まで弘南バスの定期路線に乗ったことがあります。アイスバーンの上を半分スケーティングしながらビュンビュン飛ばす運転士さんに、唯一の乗客だった筆者はビビりまくっていました。津軽半島の山間部を横断する道は風景が素晴らしく、怖いけど、今度は反対方向にも乗ってみたい、などと思っています。あ、今度は緑豊かな夏がイイかも。

※2017年1月撮影 奥津軽いまべつ駅前

話を2019年晩夏に戻します。

中田駅を出て、五能線は再び右にカーブしてほぼ真西に進みます。駅予告票がありました。

中田駅から2.4kmで陸奥森田駅。以前相対式ホーム2面2線だった頃の線路とホームが残っています。ポイントは切断してありました。

駅名標。1924年(大正13年)の開業時は鉄道省が五所川原線で五所川原駅~陸奥森田間を開通させた時の終点駅でした。五所川原線は翌1925年(大正14年)鰺ヶ沢駅まで延伸。この時点で川部駅~五所川原駅間は陸奥鉄道だったので国有鉄道としては飛び地路線でした。1927年(昭和2年)陸奥鉄道が国有化され川部駅~五所川原駅間も五所川原線に編入されました。

2016年(平成28年)に五能線開通80周年記念で改築された駅舎。2016年に供用開始されました。それまでは五能線で最も古い木造駅舎がありました。残念ながら写真を撮っていなかったみたいです。

相対式ホーム2面2線だったことは書きましたが、駅舎側にも貨物ホームと引き込み線が残っていました。2019年8月は夏草が茂っていたので確認できませんでした。

※2016年11月撮影

岩木山方面に、明らかに濃い雨雲。あの下は五能線の運行に障害を起こしている豪雨でしょうか。(泣)

黙って進行します。

(写真・記事/住田至朗)