トップ画像は今回の銚子電鉄での個人的ベストショット。西(銚子駅)側の踏切から望遠レンズで撮った本銚子駅です。

今回もレンタカーの車載NAVIには振り回されました。銚子駅に最も近いのはJR東日本の駅レンタカーですが、予約時にそれに気付かず徒歩1分のニコニコレンタカーさんで車と傘を借りました。車載NAVIは500円のオプションで簡易型を付けてもらったのですが、このナビ、反応が激遅くて慣れるまでに時間がかかりました。

観音駅から本銚子駅は営業キロで0.7kmと近いのですが、この車載NAVIクン、何と駅の南側、住宅街の真ん中に連れていってくれたのです。ほよ~駅はどこ?状態で結果的には「怪我の功名」で有名な撮影ポイントの駅斜め上の跨線橋を見つけました。

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雨が降っていましたが跨線橋の横にハザード・ランプでレンタカーを駐めて数分で写真を撮りました。筆者は「下手な鉄砲」で日常的に「数を撃ちまくる」という習慣と動いてる車両の前面展望を撮るので、とにかく撮影が極端に早いのです。それで「大事なカットの撮り忘れ」に帰宅してから気付くことも多いのですが・・・。

ところがあまりにも雨が激しく降っていて防水防滴ではないSONYのコンデジがビチャビチャになってしまうのです。カメラが壊れたら撮影が続行できなくなるのでいったん車に戻って雨脚が弱まるのを待ちましたが、そんな簡単には変化しません。そこで跨線橋から見える本銚子駅に降りて行くことにしました。跨線橋からの写真は外川駅まで撮影した帰路、雨がやんだ時にもう一度来て撮ったものです。

ホントに俯瞰(ふかん)撮影には素晴らしい場所です。奥の右に降りてくる坂道に跨線橋の片側が繋がっています。駅の出入口は奥になります。

跨線橋から見下ろす反対側、外川方面。

下に降りて駅出入口。左の坂の上に跨線橋があります。

駅前というのか、待合室までの地面は砂利です。右に案内板。

待合室と改札口、ホームは舗装されています。先程の跨線橋が右上に見えています。奥が外川方面になります。この駅舎は1923年(大正12年)に銚子鉄道によって運行が再開された時に建てられたものでしたが老朽化が激しく改修が必要な状態でしたが銚子電鉄にはその予算がありません。2017年(平成29年)8月にテレビ番組の企画でタレントさんが外壁、屋根、待合室内をリフォームをしたそうです。

ガラスが写り込んでいます。これがキレイになった待合室内部。ステンドグラスはリフォームをテレビ番組にオーダーしたこの駅近くの銚子市立清水小学校の生徒さんが制作したものです。

ホームを外川側の奥まで行って出入口(銚子駅方面)を見ています。

こちらは反対の外川駅方面。頭上には跨線橋があります。勾配標には上り15パーミルとあります。

古い駅名標。最初は銚子遊覧鉄道の駅として1913年(大正2年)に開業しました。銚子遊覧鉄道が廃止の後、1923年(大正12年)に銚子鉄道の駅として再開されました。改修された駅舎はその際に建てられました。2008年(平成20年)まで有人駅だったというのに驚きます。

ネーミングライツの駅名標。本銚子駅は株式会社京葉東和薬品さんが支援しています。

トップ画像のレンズ違い。坂道が見えるカット。本銚子駅が切り通しの中に作られていることが分かります。

本銚子駅、静かで森の中にいる様な空気でとても気持ちがよかった!雨も少しマシになってきました。

では次の駅に移動。

雨の銚子電鉄7【50代から始めた鉄道趣味】185 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)