また雨脚が写ってしまう程 雨の銚子電鉄7【50代から始めた鉄道趣味】185
トップ画像は車載NAVIで「目的地周辺です」と言われたら眼の前にあった看板です。雨が再び強く降り出したので傘を持って駅に迎えにきた人たちの車が数台駐まっていました。
というのは、こんな細い路地を通って駅に行くのです。自転車は通れますが自動車は全く無理です。正面に看板が見えます。
その看板と駅舎。看板の後ろはトイレでした。笠上黒生(かさがみくろはえ)駅です。
この階段を上ります。バリアフリーのスロープもあります。奥にも駅舎が見えいますが、相対式ホーム2面2線の上りホームにある待合室です。
下りホームに木造駅舎があります。本銚子駅から0.9km。駅の開業が銚子遊覧鉄道ではなく、銚子鉄道が再開した2年後の1925年(大正14年)ですから、駅舎も開業当時のものではないでしょうか。古くて筆者好みです。また雨脚が写る程の雨が降っています。
笠上黒生駅は、路線のちょうど真ん中辺りにあって、銚子電鉄で唯一の列車交換可能な駅です。仲ノ町駅も配線的には列車交換可能ですが、上り側にホームがないため列車交換は行われないのです。現在、1時間に1本という昼間の時間帯に列車交換は行われていませんが、2018年(平成30年)に乗った時は下りホームで駅員さんと乗務員がタブレットを交換しているのを見ました。手前(後ろ姿)は2014年(平成26年)に入社した銚子電鉄で唯一の女性車掌さんですね。
駅舎内部。有人駅なので出札窓口があります。硬券入場券や乗車券、鉄道グッズやぬれ煎餅も販売されています。
上りホームの待合室。待合室の右には2007年(平成19年)にゲームメーカー・ハドソンの協賛で『桃太郎電鉄』の「しあわせ三像」の「貧乏をトリ像」が設置されています。
これは2018年(平成30年)1月に下り電車から撮った前面展望。前面ガラスが汚いのが分かります。奥が外川方面。手前の構内踏切はスロープが設けられてバリアフリー化されています。
本来の駅名標。駅周辺の笠上町と東側の海に面する黒生(くろはい)町を足した駅名です。黒生は駅名(くろはえ)と町名(くろはい)が異なっています。既述の様に1925年(大正14年)開業。
ネーミングライツの駅名標。「かみのけくろはえ」は、東京のスカルプケアの企画開発を行う株式会社メソケアプラスさんが支援しています。横の看板は商品広告の様でした。筆者は長髪にして髪を束ねていますが幸いスカルプケアの必要は今のところなさそうです。
これから向かう外川方面です。分かり難いですがかなり強い雨が降っています。雨がツライなぁ・・・。
雨の銚子電鉄8【50代から始めた鉄道趣味】186 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)