軌道が更新中でした【私鉄に乗ろう100】函館市電05

2020.03.09

函館市電3000形3002号の向こうに停留場が見えました。

杉並町停留場から600mで柏木町停留場。相対式ホームです。右側のホーム奥に奇妙な切り欠きがあるのは、かつてこの部分に渡り線があったため電車が接触しないためのものです。というのは、1974年(昭和49年)まで停留場の南(右)側に函館市交通局本庁舎と柏木車庫があったこともあって乗降客数が多く、1980年頃まではこの停留場で折り返して運行されていたのでした。停留場は、1913年(大正2年)柏野駅として開業しました。その後時期がはっきりしないようですが柏木町・第二車庫前駅と改称されました。時計があるので13時35分と分かります。

ちょっと右にカーブして次の停留場です。

柏木町停留場から500mで深堀町停留場。こちらは下り側ホームに時計があります。上りホームが少し長いのが分かります。1913年(大正2年)深掘駅として開業しています。1938年(昭和13年)には乃木神社前駅に改称され、戦後の1947年(昭和22年)に深掘駅に戻されています。1950年(昭和25年)深堀町停留場に改称されてから二度、深堀町競輪場前停留場、深堀町競輪場通停留場と改称されています。競輪場があった時期があるのでしょうか。ちなみに乃木神社も現在の地図では確認できません。1952年(昭和27年)には深堀町停留場になって現在に至っています。

函館市交通局9600形電車最初の1台9601号とすれ違います。

軌道が新しくなっています。

駅の部分だけ古い軌道が残っています。深堀町停留場から500mで競馬場前停留場。

1913年(大正2年)競馬場駅として開業。時期不明ですがいったん廃止されましたが、1950年(昭和25年)に再開業。2009年(平成21年)交差点の反対側に移設、バリアフリー化された新しいホームになりました。融雪ロードヒーティングが設置されています。

停留場の南側に巨大な函館競馬場があります。現存する中で最も古い競馬場です。戦時中は軍の施設になって高射砲陣地だったそうです。2010年(平成22年)展望デッキ付きメインスタンドやダッグアウトパドックが供用開始されています。筆者はギャンブルには不調法なのですが府中競馬場には趣味で写真撮影に行ったことがあります。競馬場って広くてキレイですよね。

うわ~、軌道が出来たて!新しいです。

軌道を更新している工事部分があります。

こうして乗っていると函館の街って広いなぁ。

【私鉄に乗ろう100】函館市電06 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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