中央林間駅を出発。

ここで方針を転換しました。先頭車両の運転席後ろにお客さんの姿を散見する様になってきたのです。「前面展望を撮りたいのでどいてください」とは言えません。ところが、同じ各駅停車でも空いている列車と混んでいる列車でかなり差があることに気付きました。おそらくそれまでの駅での接続する他社線や路線バスのタイミングなどで違っている様なのです。

そこで空いている電車が来たら、前面展望の場所を確保して、眼鏡クリーナーでガラスを拭いて、行けるところまで前面展望を撮りながら行っちゃおう、と言うコトにしたのです。

ADVERTISEMENT

どうせ、帰路も藤沢駅経由なので帰りに全駅で降りて写真を撮りあがら戻ってくれば良いのです。これだと毎回先頭車両から跨線橋までホームを往復しなくて済みます。うん、これにしよう!

と言ふ理由で、林間エリアらしい緑を見ながら東林間駅に向かいました。

中央林間駅から1.5kmで東林間駅です。

相対式ホーム2面2線と跨線橋という鉄壁パターンですが、方針転換した途端に跨線橋は先頭車両側にありました。そんなモンですね。

ここからは、このまま前面展望を撮りながら登戸駅まで行って、その帰りに一駅ずつ下車して戻ってきたタイミングでの写真になります。東林間駅は最後の駅でした。ほとんど薄暮、夕暮れ時になっていました。

駅名標。南・中と同様に東林間駅も小田急創生期の「林間計画」に基づいて1929年(昭和4年)に設置され、計画の頓挫で1941年(昭和16年)に東林間駅に改称されています。1945年(昭和20年)にはいったん営業休止になっています。おそらくその頃は現在の様に利用者も多くなかったのでしょう。4年後の1949年(昭和24年)に営業を再開します。1982年(昭和57年)には橋上駅舎と東西自由通路が完成して現在の姿になっています。急行は停まりません。

橋上駅舎の改札口。正面にセブンイレブンがあります。

改札口の外から。もう16時半です。そりゃ夕方になりますよね。

相模大野駅側に踏切があって、その西側に駅出入口があります。駅の西側は駅ビル小田急マルシェ東林間がホームに沿う形で伸びています。

踏切から片瀬江ノ島方面を見ています。もうかなり暗くなってきています。

踏切を渡って東側に進みます。

ファミリーマートの手前を左に曲がって小田急線と並行して南に進みます。

30-40mほどで西口がありました。エレベーターがあってバリアフリー化されています。

10月30日(水)の【駅ぶら】撮影はこの時点で終了しました。これから居酒屋を探します。一人でお疲れサマのビールを飲む時間です。それについては登戸駅の回で書きます。

【駅ぶら01】小田急江ノ島線20 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)