トップ画像は2016年(平成28年)12月に、ロマンスカーEXEαの記者発表で喜多見検車区唐木田出張所を訪問した際に撮ったカット。冬の寒い中、機械式洗車をしてました。

信号が青、終点唐木田駅に向かいます。小田急多摩センター駅のすぐ西側の上部を多摩都市モノレールが横切っています。

使われていない踏切がありました。

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勾配標は上り25パーミルです。

いきなり逆光になってしまいました。仕方ありません。前面ガラスの汚れが写ってしまいます。先に唐木田駅が見えました。

小田急多摩センター駅から1.5kmで唐木田駅です。

単式ホーム1番線と島式ホーム2番線・3番線の2面3線があります。2番線に急行新宿行が停まっています。

唐木田駅をそのまま直進すると喜多見検車区唐木田出張所です。前面展望でそのまま駅の向こうに見えます。6両編成3本、8両編成4本、10両編成9本が夜間留置されます。一番左にチラッと見えているのは2020年3月に営業運転を開始する最新通勤車両5000形ですね。撮影は2019年11月16日。別の日に、同じ5000形を大野総合車両所で見ました。試運転をしているのでしょうか。

1番線ホーム、喜多見検車区唐木田出張所側から新百合ヶ丘駅方面を見ます。

これは各駅を撮りながら新百合ヶ丘駅に向かうタイミングで1番線に各駅停車新百合ヶ丘行が到着した時のカット。

駅名標。元々は多摩ニュータウン計画で清掃工場の建設受入との引換に地元住民が駅を請願したことで唐木田駅が作られました。低公害型最新設備で清掃工場は建設され、喜多見検車区唐木田出張所の東側に位置しています。

また小田急電鉄としても車庫用地確保の必要から駅の併設を合意したものです。1990年(平成2年)小田急電鉄69番目の駅として開業しました。70番目の最新駅は同じ多摩線のはるひ野駅(2004年/平成16年開業)です。

駅舎、駅事務所は多摩市唐木田一丁目にありますが、ホームなどの大半は多摩市中沢地区になります。

橋上駅舎に上がると、天井に素晴らしい採光のガラスドームがあります。

橋上駅舎ですが改札口の外はそのまま地上の高さです。

改札口を外から。天井のガラスドームが分かります。

残念ながらこの駅のOdakyu SHOPも閉店されていました。

駅舎正面。天井のガラスドームがデザインのポイントの様です。ステンドガラス風の装飾が施されています。

駅前に興味深いものが置かれていました。左側には、駅の位置が記された古地図、地名などの言い伝えが書かれていました。丁寧に読んでしまいました。右側には唐木田が旧石器時代から人の暮らす場所であったこと、昭和40年(1965年)に多摩ニュータウン事業の区域に入って、山間の純農村が「まち」に変貌したことなどが記されています。

最後に、2016年(平成28年)12月に、ロマンスカーEXEαの記者発表で喜多見検車区唐木田出張所を訪問した際に車庫から唐木田駅方面を写した写真をご覧いただきます。

以上で、小田急線全70駅の探訪はお仕舞いです。子供の頃からロマンスカーで箱根に行ったり、通学に乗ったり、小田急線とは親しんできましたが、改めて全線・全駅を堪能しました。

発端は、初回に書いた様に小田急さんから「1日全線フリー乗車券」が通年販売されるというニュースでした。この乗車券はホントに便利で、同じ駅の同じ改札口を何度も出入りできます。駅ぶらには最適の切符でした。まぁ、この様な使い方は特殊だろうとは思いますが、小田急電鉄さんに感謝です。

続けて、相模鉄道さんも2019年12月14日(土)から2020年1月31日(金)までの期間「相鉄・鉄道全線1日乗車券」(磁気券)を発売するというニュース

次回の【駅ぶら】は相模鉄道さんで決まりです。JRとの相互直通運転も始まりましたから、これは楽しみです。

では、お疲れサマのカンパイをして帰ります。そちらは本日【鉄の一献】にアップします。

(写真・記事/住田至朗)