乗る前がいつも長いんだよなぁ【駅ぶら02】相模鉄道01

2020.01.28

トップ画像は、相鉄の700系架線検査車両「幸せの黄色い電車」。

コラム【駅ぶら】に使用する写真は全て筆者がプライベートで鉄道に乗って、ポケットに入れたコンパクト・デジタルカメラ(SONY Cyber-shot DSC-WX800)で撮影したものです。鉄道会社さんから許可をいただいていません。切符などがあれば誰でも入れる場所から手持ちで撮影したスナップショットです。今回のコラムに使用する写真は2019年年末12月に撮影したモノです。違う機会に撮ったものについてはキャプションに表記します。

さて、【駅ぶら02】は相模鉄道に乗ります。度々書いています様に筆者はこの数年三浦半島に居を移すまで、首都圏エリアでの生活をしていました。中央線阿佐ヶ谷駅に始まって(2歳~小2)、井の頭線久我山駅(小2~大1)、山手線駒込駅(大2・3)中央線武蔵小金井駅(大4~社会人)、京王線千歳烏山駅(社会人)、中央線吉祥寺駅(社会人)、「東京メトロ丸ノ内線方南町(社会人)、・・・とほぼ東京都の西側で送ってきました。言い換えれば、横浜方面にはほとんど縁はありませんでした。

実は、相模鉄道、通称相鉄にも数える程しか乗ったことがありません。そもそも相模エリアに友人もいないし、行く用事が無かったのです。

ところが、2019年(令和元年)12月に、相模鉄道さんが「相鉄・全線1日乗車券」を期間限定で発売しました。

コレをきっかけにして相鉄線に乗って全駅をぶらぶらしようと決めたのです。

乗る前に、相模鉄道の歴史を簡単に振り返っておきます。

現在の相鉄本線にあたる横浜駅~海老名駅間を開業させたのは神中鉄道でした。神中鉄道は、1917年(大正6年)神中軌道として設立、1919年(大正8年)神中鉄道に商号変更。全通後も業績が低迷、東京横浜鉄道傘下に入りました。社長には五島慶太氏が就任。

この神中鉄道、小田急などとの絡みで駅の位置関係などが錯綜しています。神中鉄道の相模国分駅(現・相模国分信号所)から海老名駅に新線が敷かれ小田急小田原線相模厚木駅(現・本厚木駅)への乗入れを開始しました。しかし、小田急は1943年(昭和18年)3月まで海老名国分駅を移転せず、海老名駅の共同使用が始まるまで客扱いをしませんでした。小田急の相模国分駅~厚木駅間は厚木線として貨物輸送のみを行っていたのです。

文章が続くので少し写真をはさみます。今回の相模鉄道撮影で撮った写真です。

※西横浜駅近く

一方、相模鉄道は1917年(大正6年)設立。1921年(大正10年)茅ヶ崎駅~寒川駅間開業。1931年(昭和6年)橋本駅まで全通。しかし業績不振で沿線にあった昭和産業(本業は食品)が経営権を取得。1941年(昭和16年)昭和産業が持ち株を東横電鉄に譲渡、相模鉄道は東横傘下になりました。

1943年(昭和18年)経営合理化のために相模鉄道が神中鉄道を吸収合併、「相模鉄道相模線」と「相模鉄道神中線」となりました。しかし、1944年(昭和19年)戦時体制下で東海道本線と中央本線のバイパス線として相模線が国有化され国鉄相模線となります。相模鉄道には元神中線(横浜駅~海老名駅)だけになったのです。一方で厚木飛行場の開設などで神中線の輸送量は急増、脆弱な神中線輸送力を建て直すことと、終戦直後の混乱期を乗り切るために親会社の東急に鉄道事業の一切を委託、1945年(昭和20年)から1947年(昭和22年)は「東急厚木線」(東急神中線から改称)となります。

1947年(昭和22年)東急から独立、厚木線を新たな経営基盤としました。1952年(昭和27年)米スタンダード・オイル社から横浜駅西口の土地を買収、この土地を開発し付加価値を付けることで経営基盤を安定化させました。現在、横浜高島屋や相鉄ジョイナスが建っているエリアです。

※相鉄海老名駅ホームから見えた小田急電動軌道モーターカーHMC2801。

非電化だった厚木線も、1944年(昭和19年)には、二俣川駅を境に横浜駅側が東急東横線からの配電(600V)、海老名駅側は小田急小田原線からの配電で1,500Vで全線電化されました。1946年(昭和21年)には、現在の京浜急行本線からの配電に変更され全線が1,500V化されています。全線の複線化には時間がかかり、完成したのは1974年(昭和49年)でした。

また新線、いずみ野線も1976年(昭和51年)二俣川駅からいずみ野駅間が開通。1990年(平成2年)いずみ中央駅まで延伸。日本民営鉄道協会の大手要件を満たし晴れて大手民鉄になりました。

大手私鉄では唯一特急列車の無い鉄道会社でしたが、2014年(平成26年)ダイヤ改正で導入されました。

御存知の様に、相鉄新横浜線(JR線との相互直通運転部分)が2019年(令和元年)11月30日に開業。西谷駅から新しく作られた羽沢横浜国大駅、羽沢横浜国大駅からJR東日本の湘南新宿ライン武蔵小杉駅を経て新宿駅までが運行されています。

今回も羽沢横浜国大駅まで行ってきました。いずれ詳細に報告します。

と、相鉄線に乗る前に長くなってしまいました。次回は横浜駅から出発します。

【駅ぶら02】相模鉄道02 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)


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