トップ画像、パンタグラフが画面から切れている写真は基本的に使わないのですが、安針塚駅の回数が多いので仕方無く使いました。御容赦ください。

塚山公園のトイレの横にこの様な案内表示がありました。たぶんこれが地図で探しても分からなかった安針塚駅からのアクセス路だと思います。

すごい、としか表現できない坂道です。下りなのでむしろ恐怖感に近いものを覚えます。だって躓いたら転がりそうなのです。

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歩行者専用ですね。しかし「コレを登って来い」と言われても筆者の様な軟弱者は躊躇(ちゅうちょ)してしまいそうです。

傾斜の強い場所は、この様に九十九折(つづらお)りになっています。

この日困ったのは道の表面に苔(コケ)がびっしり生えている場所、昨夜の雨で濡れているのでメチャクチャに滑るのです。下から登ってきた登山靴を履いた地元散歩者の方も「滑って危ないから、特に下りは気をつけて」と注意してくれました。少しでも乾いた場所を探してソロソロと降りてゆきます。これに時間がかかりました。

ようやく苔の道から解放されます。右の塚山公園という方から降りてきました。この標識の横に坐り込んでいる方がいて「塚山公園まではまだ坂が続きますか?」と訊かれました。「苔で滑るので、かなりゆっくり歩いて20分くらいかかりました。坂はキツいです。」とお答えしました。筆者と同年代の男性でしたが登山の様ないでたちです。

この場所でしばらく休んでおられた様です。意を決して登って行かれました。

こんな坂が延々続くのですから、ここまで登るのも辛そうです。

このような「急傾斜地崩壊危険区域」という看板があちこちに立てられていました。空き家も目立ちます。高齢の方には急勾配で日常生活に支障が発生しそうです。だって買物がスポーツですから。

ようやく坂道が終わりかけたら大きな電気設備があります。

東京電力パワーグリッドの横須賀変電所。東京電力パワーグリッドは、2016年(平成28年)に発足した東京電力の子会社、送配電事業者です。

ここは通学路です。「駐車厳禁 東長浦自治会」の貼り紙。この崖のうえにも住宅がありました。

ようやく京急線のガードが見えました。ふ~っ、下りでもキツかったので上りは個人的にはとても無理です。

橋上駅舎も見えました。

ガードをくぐって安針塚駅駅前です。塚山公園から40分ほどでしたが写真を撮りながらですし、途中苔の部分が乾いていたら10分くらいは短縮できたと思います。やはり安針塚駅から安針塚までは徒歩30分見当です。でも足腰に自信のない方にはオススメしません。

ようやく次の逸見駅に向かいます。【駅ぶら03】京浜急行82 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)