西鉄グループは、3 月から、一般路線バスに非常時の緊急停止装置「EDSS」を搭載した車両の運行を開始する。安全に関する取り組みの一環。

また、今月から、高速バス乗務員に睡眠マネジメントプログラムを導入していく。

西鉄グループは従来からドライブレコーダーの全車搭載や「DaiLY by dispatcher 」といった最新技術の活用のほか、乗務員に対しては、年2回の健康診断に加え、睡眠時無呼吸症候群や心エコー検査を実施するなど、車両・乗務員の両面から安全対策に力を入れている。

ADVERTISEMENT

今回はさらなる安全の確保を図るため、一般路線バスに EDSS 搭載車両を導入するほか、「my sleep(睡眠マネジメントプログラム) 」を試験導入する。

EDSS 搭載車両は、乗務員の異常発生時の安全性を高めるため、昨年から高速・貸切バスに導入。新たに購入する一般路線バス(本年度 49 台、来年度 43 台)にも導入し、2020 年 3 月より運行を開始する。

また、「my sleep」は、乗務員の運転パフォーマンス向上のため、2020 年 2 月より夜行を含む高速バスの乗務員に試験導入。

不規則な勤務体系であるバス乗務員に対し、ウェアラブル機器で自動計測した睡眠データをもとにした睡眠改善アドバイス等のフィードバックを通して、自身の睡眠マネジメント力の向上を図る。

さらに、有用性を検証後、全乗務員への実施拡大を目指す。

画像:西鉄
文:鉄道チャンネル