※2017年9月撮影

タイトルは前面展望になっていますが、古い写真が使用できないので内容を変更します。ご了承ください。

トップ画像は、2017年(平成29年)9月撮影、地上駅時代の産業道路駅(2020年3月14日から大師橋駅)の駅名標です。

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東門前駅の小島新田駅側は大師橋駅(旧・産業道路駅)の地下化ですぐに下降してトンネルに入ります。トンネル直前からバラスト軌道がスラブ軌道に替わります。2019年(令和元年)3月2日終電後に地下線への切替工事が始まり翌3日午前10時頃、約10時間の切替工事後電車は地下駅を走り始めました。

大師橋駅地下ホーム、下り線から小島新田駅方向を見ています。右にカーブしながら地上に上って行く感じです。

ご覧の様に地上線時代同様地下部分も緩やかにカーブして上っていきます。

こちらは東門前駅方面。地下部分が直線ですぐに地上に出ます。

望遠レンズでアップにすると東門前駅手前の踏切を渡る人が見えました。

旧駅名標。1944年(昭和19年)軍部の要請で浜川崎工場地区への便確保のため川崎大師駅から産業道路駅までが延伸され開業しました。区間の殆どが1937年(昭和12年)に廃止された海岸電気軌道の廃線跡と一致していました。1968年(昭和43年)駅舎改良。2019年3月3日には地下化切替工事が完了。現在は地上部分の整備工事が続いています。2020年3月14日(土)には産業道路駅から大師橋駅に改称されました。

改称された新しい駅名標です。ウメの花マークが付いています。

地上に上がりました。駅舎は工事中です。

構内には地上の線路が残っていました。

2017年3月の写真に写っていたポイントの部分です。単線になってすぐの踏切が産業道路の踏切です。

※2017年9月撮影

現在は工事中の地上通路が線路の上を横切っています。

引き続き地上を【駅ぶら】します。しかし、常に思うコトですが、頻繁に鉄道車両が行き交う中で安全裡に工事を進める事の難しさを想像する度に本当に頭が下がります。筆者がサラリーマンとして担務していたプロデューサーというのは映像作品の場合「会計係」兼「段取り屋」で作品のクオリティーの責任者でした。しかし、実際に社会の重要なインフラを整備する鉄道事業とは責任というものの範囲も質も規模も全く異なります。こうしてお気楽な【駅ぶら】を書きながらですが、日々鉄道事業さんに感謝の念を忘れない様に心しております。

【駅ぶら03】京浜急行136 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)