気候温暖 風光明媚な海陽町ですが【50代から始めた鉄道趣味】364

2020.08.16

※2014年9月撮影

トップ画像は、JR四国牟岐線の終点海部駅で牟岐線のキハ1200形1249と並ぶ阿佐海海岸鉄道ASA-300形。

徳島側に赤瀬川原平さんの『超芸術トマソン』(ちくま文庫)に掲載されていた「純粋トンネル」があります。町内(まちうち)トンネル(44m)です。元はふつうの山に作られたトンネルでしたが宅地開発などで山が崩されトンネルの構造物だけが残って珍妙な風景になっています。

※2014年9月撮影

海部駅2番ホームの阿佐海海岸鉄道ASA-300形。実は2009年(平成21年)に廃止された高千穂鉄道から無償譲渡されたTR-201。当初は「高千穂復刻列車」として高千穂鉄道時代の姿で運行されましたが2010年(平成22年)に徳島県キャラクター「すだちくん」などをあしらったラッピング列車になっています。ヘッドマークは「室戸阿南海岸国定公園 50th Anniversary」。

※2014年9月撮影

阿佐海海岸鉄道の駅名標。イラストをよ~く見るとウナギ(海部川支流母川に棲息する大ウナギ)とホタルが描かれています。

※2014年9月撮影

阿佐海海岸鉄道、元は牟岐駅から高知県の後免を結ぶ阿佐線として計画され建築が進んでいましたが、1980年(昭和55年)国鉄再建法で工事が中断。既に完成していた海部駅まではそのまま牟岐線に編入されましたが、ほとんど完成していた海部~甲浦間(8.5km)を建設・運営するために1988年(昭和63年)徳島県・高知県・海陽町・東洋町などが出資して作った第三セクターの鉄道事業者です。完成した海部~甲浦間を阿佐東線として運営しています。JRを除く鉄道路線で最も利用者の少ない路線。(2008年鉄道統計年報)営業係数(100円を稼ぐための経費)は916と鉄道事業者中で最悪の数値。(2011年鉄道統計年報)

2020年中には、デュアル・モード・ビークル(DMV)が導入されます。

海部駅を出発。後方展望です。

※2014年9月撮影

阿佐海海岸鉄道用2番ホームの方が短いことが分かります。

※2014年9月撮影

右に那佐湾が広がります。

※2014年9月撮影

短いトンネルが連続します。

※2014年9月撮影

阿佐海海岸鉄道は高架線、海の景色が綺麗です。

※2014年9月撮影

またトンネルに入ります。後方展望です。

※2014年9月撮影

阿佐海海岸鉄道ASA-300形車内。後方展望を撮っている理由は前方正面に前面展望を眺めている鉄道ファンが居るからです。彼はカメラを持っていませんが、まぁ前面展望を楽しみたいのでしょう。

※2014年9月撮影

車内の銘板。

※2014年9月撮影

唯一の中間駅、宍喰(ししくい)です。2006年(平成18年)海部町と合併して海陽町になって消滅した宍喰町の名称が残っています。町の90%以上が森林。背後に海陽町立宍喰小学校の校舎が見えます。

※2014年9月撮影

宍喰駅の後方展望。

※2014年9月撮影

風光明媚で温暖な気候が魅力的なエリアですが、海陽町の人口減少も深刻です。1950年(昭和25年)の20,591人をピークに、2015年(平成27年)には、9,283人と45%、半分以下になっています。(国勢調査)

次は終点の甲浦駅です。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格などは2014年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)


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