牟岐線 気持ちの良い車窓です【50代から始めた鉄道趣味】363
※2014年9月撮影
トップ画像は、牟岐線牟岐駅ホームに停まる海部行。天気が良いし空気がキレイなのです。
辺川駅。1942年(昭和17年)開業。駅を作る予定はなかったのですが、地元の陳情が激しく駅の設置が決まりました。駅の作られる集落は「橘」でしたが、牟岐線には既に阿波橘駅があったため、仕方無く隣の集落名「辺川」が駅名になりました。
※2014年9月撮影
しかし、この阿波橘駅の駅名にも曲折があります。駅の設置について、地元の津乃峰地区と橘地区のどちらに駅を設置するかで大いにもめた結果、駅を津乃峰地区に作る代わりに駅名を「橘」とするという奇妙な結果になったのです。
つまり「橘」駅は、津乃峰地区にあって、辺川駅が「橘」にあるという不思議なことになっています。
牟岐線の由来である牟岐駅に着きました。トップ画像とは角度違いのカットです。たまに鉄道車両がキレイに撮れると嬉しくなってしまうのです。
※2014年9月撮影
駅に昨日の徳島線「学駅」の合格祈願きっぷのポスターがありました。
※2014年9月撮影
※オリジナル写真が縦なので加工してあります
JR四国直営駅です。やはり有人駅の温もりがある様な気がします。
※2014年9月撮影
1942年(昭和17年)開業当時の木造駅舎です。いいですねぇ。
※2014年9月撮影
駅前には野口雨情の歌碑。阿波の牟岐町南に向いて 春を待たずに豆が咲く
※2014年9月撮影
※オリジナル写真が縦なので加工してあります
ホームに戻ると2両編成の切り離し作業をしていました。ここから終点の海部までは1両(1200形1249)で向かいます。
※2014年9月撮影
※オリジナル写真が縦なので加工してあります
構内にJR四国標準色キハ40-2146が駐まっていました。この車両は2019年(令和元年)に廃車となっています。
※2014年9月撮影
浅川駅。特に特徴があるワケではないのですが、シンプルで静かで、ローカルな駅の典型という気がします。キハ1200形1249の前面ガラスに「拭き残し」があって写ってしまいますが、これは勝手に拭き取れません。
※2014年9月撮影
気持ちの良い風景が続きます。意外に海ではなく山の中を進みます。
※2014年9月撮影
阿波海南駅です。次は終点の海部駅です、降りてみたくなる様な平和な佇まいです。2020年度にこの駅から海部駅までが阿佐海海岸鉄道阿佐東線に編入される予定になっています。デュアル・モード・ビークル(DMV)が導入された場合、阿波海南文化村が起点でバス運行され、この駅からは鉄道線を甲浦駅まで運行します。甲浦駅から再びバス運行で道の駅宍喰温泉まで運行されるというルートが発表されています。
※2014年9月撮影
8時5分、終点の海部駅に到着。
※2014年9月撮影
海部駅で阿佐海海岸鉄道に乗り換えます。
※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。
※価格などは2014年当時のものです。
(写真・文/住田至朗)