佐々木葉土木学会会長(中央)らによるオープニングのテープカット(画像:土木学会)

新しい土木技術やプロジェクトを発信するイベント「土木コレクション2024」が、2024年11月21日から3日間、新宿駅西口広場イベントコーナー(JR新宿駅西口)で開かれた。主催は土木学会で、鉄道関係では「リニア中央新幹線・東海道新幹線」と「新宿駅」が紹介された。

大正年間の1914年に発足した土木学会は、1879年11月18日に誕生した日本初の技術系学会「日本工学会」がルーツ。土木学会は、この日を「土木の日」として催しを開催する。

土木コレクションは2008年にスタート。コロナ禍を受けた3年のブランクを経て、2022年に復活した。

リニアは東京(品川)~名古屋間最速40分、東京~新大阪間67分のスピードが最大の売り。リニアモーターカーが走るトンネルや橋りょうは、「土木技術の集大成」(土木学会)という性格を持つ。

おりしも2024年は東海道新幹線開業60周年の節目の年で、コレクションではリニアと新幹線を対比させながら、60年余にわたる技術進化を紹介した。

会場で子どもたちが、足を止めのがリニア模型。エンドレスの線路を走る玩具だが、建設・予定ルートを東京都、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近、大阪市のミニプラカードと、東京タワーや大阪城の模型で紹介した。

新宿駅ゾーンでは、東京都新宿区、渋谷区の行政と、小田急、京王、JR東日本、東京メトロ、西武の鉄道5社が共同で取り組む、駅再開発プロジェクトをパネルや画像で披露した。

玩具とミニプラカードでルートをアピールしたリニアゾーン(画像:土木学会)

記事:上里夏生

【関連リンク】