※2015年8月撮影

トップ画像は、谷間の平地を縫って走り、大野盆地の農耕地帯走っていた越美北線がまた山の中という按配です。

でも、まだその手前。北の下流で九頭竜川に注ぎ込む清滝川を渡ります。田畑を潤す灌漑用水みたいな役割でしょうか。

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※2015年8月撮影

真名川の橋梁は長いです。この川も5kmほど下流(左・北側)で九頭竜川に流れ込んでいます。

※2015年8月撮影

この区間は延々と越前富田駅まで直線区間です。

※2015年8月撮影

越前大野駅から2.9kmで越前田野駅。ホームの反対側は墓地。というか駅の近くには墓地しかないんですけど・・・。まぁ、100m程で民家があります。

※2015年8月撮影

駅名標。1964年(昭和39年)開業。駅の周囲は大野盆地の農地です。稲穂が実って黄色くなっています。

※2015年8月撮影

さらに真っ直ぐ1.4km進んで越前富田(えちぜんとみだ)駅。左奥の階段を登ると県道171号線です。

※2015年8月撮影

駅名標。1960年(昭和35年)開業。駅名の元になっている富田(とみた)村は、1889年(明治22年)町村制施行で下唯野村・蕨生村・木落村・井ノ口村・土布子村・新河原村・森目村・新田村・富島村・下麻生島村・上麻生島村・川島村・田野村・上野村・土打村・七板村の区域が富田村になりました。1954年(昭和29年)近隣の村と合併し大野市が発足し富田村は廃止。地図で探しましたが富田の地名は、駅の周囲には見当たりません。

駅名標の後、県道171号線が跨線橋になって越美北線を南側に越えて行きます。

※2015年8月撮影

越美北線は、越前富田駅を出ると大きく右に90度以上カーブして南に向かい、このちょっと不思議な北陸電力富田発電所の前辺りで左にカーブして東南に向かいます。

※2015年8月撮影

駅予告票を久しぶりに見た気がします。下唯野です。

※2015年8月撮影

越前富田駅から3.1kmで下唯野駅。

※2015年8月撮影

駅名標。1960年(昭和35年)開業。この駅の所在地がかわっています。福井県大野市下唯野までは普通ですが、字(あざ)以下が「陰道屋敷」なのです。調べると「陰道」は、あまり表向きで口にする言葉ではない様です。

※2015年8月撮影

トップ画像の雰囲気。下唯野駅の先で九頭竜川を渡って大野盆地に別れを告げて山間部に入ってゆきます。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)