博多祇園山笠は、今年で784年目を迎える伝統の祭りです。JR九州は、7月15日(火)の「追い山笠」にあわせて臨時列車を運行します。臨時特急「きらめき91号」は3:01門司港駅発で、博多駅には4:07に到着します。臨時普通列車は、門司港駅、久留米駅、直方駅、筑前前原駅からの列車で、それぞれが3:56~4:35までの早朝に博多駅に到着します。

博多祇園山笠の歴史

櫛田神社で毎年7月1日から15日にかけて行われる博多祇園山笠は、国の重要無形民俗文化財に指定され、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている奉納神事です。起源には諸説ありますが、1241年に博多で流行した疫病退散を祈り、施餓鬼棚に乗せた祈祷水をまいたことが始まりとされています。

追い山笠の由来については、櫛田社鑑によれば、1687年に竪町に嫁いだ土居町のお嫁さんが、お婿さんたちと里帰りした際、土居町の若者が余興でお婿さんに桶をかぶせたことに竪町の若者が激怒。この場は収まったものの、恨みが残り、夏祭りの際に竪町の人々が反撃に出たと伝えられています。昼食中の土居町の人々を追い越そうと走り出し、土居町側も負けじと走ったことが評判を呼び、これが追い山笠へと発展したと言われています。

◆臨時特急「きらめき91号」
[門司港発⇒博多行き]

時刻表(イメージ)

8両編成(1号車グリーン席、2~3号車指定席、4~8号車自由席)
グリーン席・指定席は6月20日(金)11時から発売開始

◆臨時普通列車「博多山笠号」

[門司港発⇒博多行き]

時刻表(イメージ)

[久留米発⇒博多行き]

時刻表(イメージ)

[直方発⇒博多行き]

時刻表(イメージ)

[筑前前原発⇒福岡空港行き]姪浜~福岡空港間は地下鉄空港線直通運転

時刻表(イメージ)

福岡の夏を彩る「博多祇園山笠」の最終日のクライマックスを飾る追い山笠は、一度は見に行きたい方も多い行事だと思います。臨時列車を利用して、観覧してみてはいかがでしょうか。

(画像:JR九州)

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