被災状況の写真はJR九州リリース資料から抜粋

JR九州は13日、令和2年7月豪雨による同社の被災状況を発表した。7月12日時点で橋りょうの流失や土砂の流入など合計345件の被害を確認しており、特に久大本線・肥薩線・鹿児島本線に集中している。

7月3日~10日の8日間にわたり九州内の計20路線で4,550本の運休が発生し、約19万人の利用者に影響があったという。

JR九州は7月14日(火)以降の運転計画を発表。13日20時時点で鹿児島本線・久大本線・肥薩線で運休や本数を減らして運転することが決まっている。詳細は下記の通り。

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<鹿児島本線>
鳥栖~長州:当分の間、始発から本数を減らして運転
長州~植木:当分の間、運転見合わせ(※1)
植木~八代:当分の間、始発から本数を減らして運転
川内~鹿児島中央:当分の間、運転見合わせ(※2)

※1 玉名~肥後伊倉間で土砂の流入が発生。
※2 複数個所で土砂の流入、流出が発生。

<久大本線>
日田~向之原:当分の間運転見合わせ(※3)
向之原~大分:当分の間、始発から本数を減らして運転

※3 橋りょうの流出、その他複数個所で土砂の流入、流出などが発生。7月14日(火)より由布院~向之原間でバス代行輸送を実施する。日田~由布院は現在の道路状況により代行輸送計画の検討が困難。

<肥薩線>
八代~吉松 当分の間、運転見合わせ(※4)

※4 複数個所で橋りょうの流出などが発生。

特急列車・D&S列車に関しては、「ゆふいんの森」「かわせみ やませみ」「いさぶろう・しんぺい」「SL人吉」が当分の間運休。博多~大分を走る「ゆふ」は当分の間博多~日田間で運転、73号・74号は運休する。

上記以外の列車についても気象状況などにより遅延、運休、行先変更などが発生する可能性がある。最新の情報はJR九州Webサイトの「運行情報」やJR九州アプリからも確認できる。

鉄道チャンネル編集部