今回、ご紹介するのはJR東海グループによる不動産開発のニュース。
JR東海不動産が静岡市駿河区に所有する、大型商業施設の新しいキーテナントに流通業界最大手のイオンリテールが決まり、「イオンセントラルスクエア静岡」として2026年3月6日にグランドオープンした。

所在地はJR静岡駅の南方約2キロの静岡市駿河区石田。JR静岡駅から南に向かう通称・石田街道沿いで、沿道には住宅街や商店、オフィスが連なるほか、観光・歴史スポットでは弥生時代の農耕集落遺構「登呂遺跡」も間近だ。

国鉄とJR東海時代初期までは社宅で、JR東海不動産が大型商業施設として開発し、2005年11月にオープンした。前身のテナントは2025年3月末で撤退、JR東海不動産は外壁や空調装置を大規模改装した上で、集客力を持つイオンを中核テナントに迎えてリニューアルオープン。

イオンセントラルスクエア静岡は、鉄骨造り5階建て。売り場は1~2階で、3階~屋上は駐車場だ。施設は延べ床約6万7000平方メートル、売り場面積約2万1200平方メートルで、総合スーパー「イオンスタイル静岡」を核店舗に、約40店の専門店で構成する。

店舗入口のフォトスポットコーナーでは地元・静岡市出身のさくらももこさんのちびまる子ちゃん一家がお出迎え(筆者撮影)

フロア構成では、イオンスタイル1階に食料品とヘルス&ビューティーケア、生活用品、2階にキッズ用品、ファッションなど。飲食関係は1階にレストランやフードコートを配した。
フロアコンセプトは「新たな体験・新たな出会い」で、地域交流の場や食の新しい体験の機会を創出。30~40歳代の子育てファミリーを主なターゲットに、体験型のショッピングセンターをつくる。年間来店客数目標は約600万人。

【参考】静岡駅南に「イオンセントラルスクエア静岡」3/6オープン!地域最大級のキッズ売場や多彩なグルメ、地産地消の“うまいもの”も勢揃い https://tetsudo-ch.com/13020636.html

施設は東側に建つ静岡市駿河区役所とも2階通路で連絡し、区役所来庁者の来店も期待できる。
JR東海の主力事業は東海道新幹線やリニア中央新幹線に代表される鉄道事業だが、イオンセントラルスクエア静岡に代表される流通・開発事業も話題豊富だ。

③SCビジネスフェアに出展したJR東海(グループ)ブース(筆者撮影)

JR東海とグループ各社は2026年1月に横浜市のパシフィコ横浜で開かれたショッピングセンターの展示・商談会「SCビジネスフェア2026」(主催・日本ショッピングセンター協会)に大型ブースを出展。来場したテナント関係者に、駅ビルや高架下の商業施設に加え市中のショッピングセンターへの出店を呼びかけた。

(TOP写真:地域一番店として存在感を示す「イオンセントラルスクエア静岡」、筆者撮影)

記事:上里夏生

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