※2015年12月撮影

トップ画像は、三次駅に着いたキハ120ー313。隣には福塩線、芸備線のキハ120。

宇津井駅の後がいけませんでした。カメラも筆者も絶不調。前面展望のピントは合っていないし、タイミングはズレてるし。ご覧いただける様な写真がほとんどないのです。では少ない写真ですが・・・。

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伊賀和志(いかわし)駅。江津駅から78.2km。出入りしている県境部分にあって、隣の宇津井駅と次の口羽駅は島根県ですが、この駅は広島県三次市。1975年(昭和50年)三江線全通時に開業。2018年(平成30年)三江線全線廃止に伴い廃駅。

※2015年12月撮影

何度も江の川を渡ります。

※2015年12月撮影

江津駅から79.7kmで口羽(くちば)駅。島式ホーム1面2線に保守車両の駐まる側線がありました。奥左の赤い屋根が駅舎です。

※2015年12月撮影

駅舎、横からの全景が見えました。列車交換はなしです。

※2015年12月撮影

2009年(平成21年)に初めて乗った三江線は、三次駅にあった0番ホームからの始発浜田行でした。約1時間かかって6時40分口羽駅に到着。列車交換した上り列車が出た後、しばらく時間調整で駅に停車していました。その時、暗い雪道を歩いて来たご老人が「ありゃあ、上り列車はでてしまったか」、次の上り列車まで2時間あります。老人は首をふりふり何も無かったかの様に、またスタスタと暗い雪道に消えていってしまいました。

そんなことを思い出しました。

駅名標も撮影に失敗。縦型の駅名標と名所案内は大丈夫でした。ゲンジボタルの1km、徒歩15分はOKですが、5kmとか6kmの山道は筆者の様な足腰軟弱モノにはちょっと辛そうです。1963年(昭和38年)開業。2018年(平成30年)三江線廃止で駅も廃止されました。

※2015年12月撮影

途中駅、悉(ことごと)く撮影に失敗。ようやく写っていた所木駅、江津駅から97.0km。1956年(昭和31年)開業。筆者と同じ歳。(笑) 三江線の廃止で廃駅です。

※2015年12月撮影

所木駅のすぐ先にあった橋。江の川を渡っています。唐香橋(120m)。地元は何度も橋をかけてきましたが、その度に洪水氾濫で流された末、1964年(昭和39年)に頑丈な吊り橋が架けられました。目印はこの「2t」ですね。

※2015年12月撮影

三江線の工事に関係しても丈夫な橋が必要だった様です。ふだん筆者の身辺には吊り橋など無いので、たまたま車窓からでしたが、じっくり眺めました。

※2015年12月撮影

川の向こうに集落があります。昔は渡し船で渡ったそうです。

※2015年12月撮影

9時21分、江津駅から3時間21分で三次駅に到着。トップ画像が乗ってきた車両です。既に行先表示が「石見川本」になっています。

構内に駐まる福塩線の車両、行先表示は府中になっています。

※2015年12月撮影

三次が「霧の都」とは知りませんでしたね。「鵜飼い」が描かれています。

※2015年12月撮影

ここから芸備線で広島に行きます。この区間も初めてです。広島行のキハ40系が来ました。

※2015年12月撮影

では、広島に向かいます。

※2020年8月、コラムを書いている時点では、7月の豪雨で福塩線(塩町~府中)と芸備線(三次~下深川)が不通になっています。1日も早い復旧をお祈りいたします。

※筆者は既にコラムなどで青春18きっぷ鉄道旅の写真を度々使用しています。重複していますが、御容赦ください。

※価格、駅などは2015年当時のものです。

(写真・文/住田至朗)