山梨リニア実験線でL0系改良型試験車が走る 間もなく走行試験再開
山梨リニア実験線では、およそ10ヶ月ぶりとなる2020年8月17日(月)の走行試験再開にあたり、超電導リニアL0系の改良型試験車を投入する。
改良型試験車は超電導リニアによる中央新幹線計画における営業車両の仕様策定に向け、既存の超電導リニアL0系をさらにブラッシュアップさせたもの。
先頭形状の最適化や前照灯・前方視認用カメラの位置も変更され、誘導終電方式を全面採用することでガスタービン発電装置を排した。
JR東海によれば、改良型試験車は営業線用の車両としては「すでに8割9割完成している」。走行試験を重ねることで快適性や居住性の向上、消費電力源などのブラッシュアップを図る。
今後は既存のL0系と組み合わせて走行試験を実施するという。
鉄道チャンネル編集部