パンダくろしお「サステナブルSmaileトレイン」(2020年報道公開時に撮影、写真:鶴原早恵子)

JR西日本は26日、特急列車「パンダくろしお」の運行を継続すると発表しました。

「パンダくろしお」は、京阪神と和歌山エリアを結ぶ特急列車「くろしお」で使用される287系にパンダの装飾を施したラッピング車両。和歌山県白浜市のテーマパーク「アドベンチャーワールド」の開園40周年と、JR西日本の発足30周年を記念して企画され、2017年に第1編成が登場しました。

当初は1編成のみ、運行期間も2019年までの予定でしたが、人気を博したため2019年に第2編成、2020年に第3編成が登場しました。最初の2編成は『Smileアドベンチャートレイン』、第3編成は『サステナブルSmileトレイン』と名付けられており、デザインが異なります。

【参考】
親子パンダが可愛い新編成「パンダくろしお」登場!車内にはレアな子パンダも!?(※2020年7月掲載、第3編成紹介記事)
https://tetsudo-ch.com/10554395.html

アドベンチャーワールドで飼育されている4頭のジャイアントパンダが、2025年6月28日に中国へ帰国することから、「パンダくろしお」の今後を気にかけていた方も多かったようです。JR西日本は運行継続を決めた理由について、次のように説明しています。

「弊社の『パンダくろしお』は多くのお客様からご好評いただき、運行継続の励ましのメッセージも多くいただいていることから、長年パンダが届けてくれた楽しい思い出に感謝の気持ちを表し、運行を継続いたします。なお、『アドベンチャーワールドにパンダがいる』と誤認されないように適切な対応を講じた上で運行を継続してまいります」(JR西日本)

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