※2020年11月撮影

2021年。新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願いいたします。お正月、いかがお過ごしでしょうか? どうぞ、お屠蘇気分で平和な【駅ぶら】にお付き合いください。

トップ画像は、多摩湖線一橋学園駅ホームの上り国分寺行。筆者は前面展望撮影の西武遊園地行に乗っています。列車交換の際に撮った写真です。

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前面展望の続き。本町信号場を進んでゆきます。

※2020年11月撮影

五日市街道の踏切です。その先で多摩湖線は玉川上水を渡ります。この場所には、1928年(昭和3年)に設置された桜堤駅がありました。1933年(昭和8年)に東京商科大学予科(現・一橋大学小平校舎)が当地に移転。通学用に商大予科前駅(後に一橋大学駅)が開設され、桜堤駅は200mほど南側に移設されました。ちょうど写真を撮っている辺りでしょうか。

※2020年11月撮影

桜堤駅は「電車を降りなくても花見が出来ます」というキャッチフレーズの観光駅でしたが戦争末期の1945年(昭和20年)に休止されそのまま1953年(昭和28年)廃止されました。

その一橋大学駅がこの先にありました。1966年(昭和41年)小平学園駅と統合され現在の一橋学園駅になり廃止されました。

※2020年11月撮影

1939年(昭和14年)から1953年(昭和28年)までは、東国分寺駅(国分寺駅から900m・廃止)、桜堤駅(東国分寺駅から1km・廃止)、一橋大学駅(桜堤駅から400m 小平学園駅と統合 現・一橋学園駅)、小平学園駅(一橋大学駅から400m 一橋大学駅と統合 廃止)、厚生村駅(小平学園から200m・廃止)から600mで青梅街道駅でした。何と国分寺駅から3.4kmの間に7駅もあったのです。

一橋大学駅は相対式ホーム2面2線の交換可能な駅でした。駅の敷地が更地になって残っています。

※2020年11月撮影

この踏切まで一橋大学駅だったのでしょうか。踏切まで現在は一橋学園駅の南側安全側線になっている線路がのびています。

※2020年11月撮影

国分寺から2.4kmで一橋学園駅です。島式ホーム1面2線。

※2020年11月撮影

西側の駅舎に渡る構内踏切にドーム型の屋根がかかっています。

※2020年11月撮影

一橋学園駅の北側にも改札口があります。廃止された小平学園駅は踏切の先、カーブの辺りにあったそうです。

※2020年11月撮影

ここからは【駅ぶら】カット。西日が長い影をつくっています。

※2020年11月撮影

駅名標。

※2020年11月撮影

既に書いた様に、1966年(昭和41年)一橋大学駅と小平学園駅が統合されて一橋学園駅が誕生しました。

一橋学園駅【駅ぶら】は、次回に続きます。

(写真・文章/住田至朗)