JR北海道は2021年春、特急列車を減便、快速エアポートなどの札幌圏の列車などにも運転取りやめを実施し、鉄道事業継続へむけた策を打つ。

特急列車は、札幌〜函館の定期列車24本を20本に、札幌〜旭川48本を44本に、旭川〜網走8本を4本に、旭川〜稚内6本を4本に減便する。

◆札幌〜函館

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特急 北斗 23・24号は運転取りやめ、北斗5・14号は閑散期 曜日運休にする。

また7両編成で走る特急 北斗の指定席を2両減車し、5両編成にする。

◆札幌〜旭川

特急カムイ4本(札幌930・1630発、旭川1430・1830発)を土休日運転(平日運休)に変更。

◆旭川〜網走

特急 大雪 1〜4号(旭川1241・1705発、網走806・1235発)を閑散期の曜日運休に変更。

◆旭川〜稚内

特急 サロベツ 3・4号(旭川2006発、稚内1301発)を閑散期の曜日運休に変更。

◆札幌〜釧路

6両編成で走る特急 おおぞら の指定席を1両減車し、5両編成で運転する。

◆札幌圏

札幌〜新千歳空港の快速 エアポート は、朝夕の6本を土休日運休に。また手稲〜札幌〜江別などの朝5本、学研都市線の朝2本も土休日運休にする。

さらに、札幌〜手稲などの3本、札幌〜千歳などの4本が、運転を取りやめるか、一部区間で運転を取りやめる。

―――JR北海道は、こうした減便・減車などで年間5.7億円、駅の廃止や自治体への移管で0.5億円、合計6.2億円の経費削減を見込む。