名古屋鉄道(名鉄)の一部特別車特急車両1700系が2020年度中に引退するのにあわせ、「ありがとう 1700系 記念撮影会 in 舞木検査場」を2021年1月23日に開催する。

名鉄車両基地 舞木検査場で、1700系の外観、足回りや車内の撮影ができるほか、この検査場で静態保存している7000系パノラマカーや往年の名車(3400系・5500系・8800系)の撮影もできる。

2部制で、名古屋本線 本宿駅(改札付近)に第1部が9時00分集合、第2部が13時00分集合。貸切列車で往復する。

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参加は名鉄ホームページからの事前申込制。合計300名が参加でき、応募多数の場合は抽選となる。参加者にはイベント用乗車券の購入に必要な「購入証」が送られる。

参加にあたっては、イベント当日限り有効の名鉄電車全線 1DAY フリーきっぷと、同イベント参加券がセットになった「『ありがとう 1700系 記念撮影会』乗車券」が必要。名鉄出札係員配置駅(弥富駅・赤池駅除く)、名鉄名古屋駅サービスセンター、名鉄観光サービス10支店で、前述の購入証をお持ちの方のみ購入できる。参加料は大人3800円。

名鉄1700系とは

一部特別車1700系は、1700系2両の特別車と2300系4両の一般車で構成された6両組成の総称。

2008(平成20)年12月のダイヤ改正で、空港アクセス特急 ミュースカイ をのぞく 全車特別車 特急を、乗車券のみで乗れる 一部特別車 特急に変更。

この変更にあわせ、2008(平成20)年6月まで特別車として使用していた1600系1編成3両のうち岐阜方2両を方向転換して特別車(1M1T)とし、一部特別車 特急の基本となる6両組成とするため、新造した一般車4両(2M2T)を併結した。

ボディーカラーはホワイトを基調としてレッドとグレーのラインを施し、2号車の側面には Series1700 のエンブレム。1700系併結特急は空港特急としても運用することから特別車の車内には荷物棚を追加し、一般車の客室設備は2200系と共通とした。