北海道新幹線は客室へ、九州新幹線は業務用室へ_佐川急便とJR各社の貨客混載輸送実証が加速

2020.12.28

佐川急便とJR北海道は、北海道新幹線 新函館北斗~新青森で、新幹線車両を使った貨客混載輸送の事業化にむけ、実車検証にむけた調整を継続。2021年1月下旬に一部関係者などに公開し、2020年度中の事業化をめざす。

佐川急便は、北海道~本州の輸送ネットワークの効率化による配送品質の向上を図り、これまでより短いリードタイムで輸送できる新しいサービスの展開・実現をめざす。JR北海道は、北海道新幹線を有効活用できるという点で、両社は今後も事業化へむけて、検証を継続していく。

また、JR九州とも協業し、九州新幹線車内の余剰スペース(業務用室)を有効活用し、博多~鹿児島中央で貨客混載輸送の実現をめざす。

北海道新幹線 新函館北斗~新青森は、宅配便荷物を収納した専用ボックスを客室内に積載して輸送。九州新幹線 博多~鹿児島中央は、業務用室を活用する点に違いがある。

宅配事業者が鉄道事業者と組み、貨客混載輸送実現へむけた動きがあるいっぽう、競合他社と手を組む動きも。

佐川急便とヤマト運輸は、2020年春から長野県松本市安曇上高地、安曇乗鞍、安曇白骨の各地域で共同配送を開始。

長野県松本市安曇上高地は、国立公園内でのマイカー規制を実施するなど、環境配慮の先進地域で、トラック配送によるCO2排出も環境負荷軽減の観点から大きな課題だった。

また、労働人口減少による配送ネットワーク維持という共通の課題をかかえるなか、両社が課題解決にむけて検討を重ね、宅配荷物の共同配送へと結びつけた。同事業は、長野県初の物流総合効率化法認定事業としても認められた。


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