東京都交通局(都営交通)は、日暮里・舎人ライナーと都営バスで、5G(第5世代移動通信システム)を活用した軌道モニタリング、移動型ロボットのリモート操作、AI解析による乗降調査を実証実験する。

デジタル技術を積極的に活用し、利用者の安全性・利便性のさらなる向上や業務の効率化などにむけた取り組みのひとつ。画像は東京都交通局のイメージ図。

日暮里・舎人ライナー全線で軌道モニタリングによる実証実験

日暮里・舎人ライナーでは、3月4日から車内から高精細カメラで軌道上を撮影し、映像伝送の品質・時間等の確認、メンテナンスの省力化などへの活用の可能性を検証する。

日暮里・舎人ライナー 日暮里駅で移動型ロボットによる実証実験

ADVERTISEMENT

日暮里・舎人ライナー 日暮里駅では、3月11・12日に、移動型ロボットによる実証実験を実施。

内容は、移動型ロボットをリモートで操作し、非接触・非対面での対話や誘導案内を通じて、ロボットの操作性・応答性などを確認。さらなる安心・利便性等のサービス面での活用の可能性を検証する。

都営バスでAI解析による乗降調査の実証実験

都営バスでは、スマート東京先行実施エリア(西新宿)内で3月8日、AI解析による乗降調査の実証実験を実施。

内容は、バス車内に設置する高精細カメラで乗降状況を撮影し、5Gで伝送される映像をAIなどで解析し、乗降調査の自動化、省力化などへの活用の可能性を検証する。

実験は回送車で行い、撮影対象者は東京都交通局職員と調査委託事業者のみ。