今回は、JR線を利用した際に忘れ物をしたらという事に関してのクイズです。
あなたの知識を試してみましょう!
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Q4(難易度:★★☆☆☆)
JRの新幹線や駅での、忘れ物の保管期間は最大何日間でしょう?
A. 2日間
B. 7日間
C. 会社や駅により異なる

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クイズの答えは

正解は
C.会社や駅により異なる

新幹線などの列車内や駅で忘れ物が見つかった場合の保管期間は、鉄道会社や忘れ物の種類によって異なります。2025年6月時点での各社の忘れ物に関するFAQ回答は以下のようになっています。

JR北海道
「駅で保管している期間は届いた日を含めて2日間です。3日目以降は警察署に引き渡しの手続きに入ります。」

JR北海道のWebサイト

JR東日本
「お忘れ物の保管期間は、駅により異なります。詳細は最寄のJR東日本の駅または「JR東日本お問い合わせセンター(忘れ物)」にお問い合わせください。※お忘れ物が食品や保管管理が困難なものの場合は、廃棄させていただくことがございます。」

JR東海
「JR東海にて拾得されたお忘れ物については、法令に基づき、一定の期間を経過した後、原則として保管箇所の所轄警察署に提出いたします(保管期間は保管箇所によって異なります)。」

JR西日本
「当社でお預かりしたお忘れ物・落し物は、持ち主が現れない場合は拾得してから7日以内に警察署へ引き渡します。その後、警察署で3カ月間保管しますので、紛失されてから日にちが経っている場合は警察署へお問い合わせください。なお、持ち主が特定できない「傘」については、当社の忘れ物センターや一部の駅で、警察署に代わり2週間保管しています。※忘れ物センターにおいては、持ち主が特定できない「衣類」「タオル」「ハンカチ」のお忘れ物についても同様に2週間保管しています。」

JR西日本のWebサイトより

JR四国「駅や車内でのお忘れ物の保管期間は最長でも1週間であり、その後は所轄の警察署へ引き渡しますので、あわせて警察署へもお問い合わせ下さい。※食品などにつきましては、1週間以内であっても廃棄させていただく場合がございます。」

JR九州
「駅等に届けられたお忘れ物は各駅によって保管期限が異なります。保管期限を経過したお忘れ物は、指定された警察署等へ移送されます。また、傘のお忘れ物につきましては、警察署等に届け出ずに自社で保管を行うことができ、警察に保管の届出をした翌日から2週間以内に落とし主が見つからない場合は、売却、廃棄などの処分ができると規定されています(遺失物法 第20条2項、第21条)。このため所轄の警察署との取り決めにより、JR九州管内で拾得及び届出のあった傘のお忘れ物については、警察への保管の届出の翌日から2週間経過後に処分させていただきますので予めご了承ください。」

上記の様に、会社により対応が異なっています。
いずれにしろ、社内や駅に忘れ物をしたかなと思った際には、早めに各社の対応窓口を調べて連絡をするのが良さそうです。

プチ情報 忘れ物情報のデジタル化・AI活用

忘れ物に関する問い合わせ方法も、駅窓口や電話だけでなく、チャットやオンラインフォーム、さらにはLINE(JR九州)といったデジタルチャネルに拡大しています。
特に注目を集めているのが、AIを活用した落とし物管理システム「落とし物クラウド find」です。JR九州や都営交通、Osaka Metoroなど様々な企業が導入しています。

(画像:京王電鉄、find)

(参考)JR九州が全線に「find」導入 https://tetsudo-ch.com/12898688.html

(参考)京王電鉄が「find」に追加投資 https://tetsudo-ch.com/13002716.html

これらの新しい技術を活用することで、忘れ物をした際の問合せ方法が変わったり、忘れ物が見つかる可能性も増えて行くのかもしれませんね。
(TOP写真:iwasaki_2020/PIXTA)

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