2021年3月14日、鉄道界隈の大きな話題はJR九州が運行した「流れ星新幹線」でしょうか。ビューイングイベントは大盛況だったようで、SNS上でも動画や写真などが次々投稿されています。

本日は中央線快速電車での信号装置故障の影響で、「あずさ・かいじ」などの特急が(一部)運休になりました。中の人はこの影響で日付が変わる前に東京へ戻れなくなってしまったため、甲府で一泊し、明朝早朝の甲府発東京行きルートを検討することに。今回は23時41分ごろに運転を再開したようで、そのまま甲府で粘るのが正解だったかも……と少し悔しい思いもしているのですが、それはおいといて。

もし復旧しなかったとしたら、甲府から東京方面への出勤はどうすれば良いのか。お値段的にも手軽なのはやはり高速バスです。甲府〜新宿間が2時間ほどで早朝の便もあり、WEB予約も可能です。ただし席数が多いわけではなく、また渋滞に巻き込まれて遅延する恐れもないわけではありません。

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鉄道を使う場合は、身延線と東海道線を乗り継いでいくのがベストでしょうか。6時20分発の特急「ワイドビューふじかわ」で富士へ、そして東海道線を経由して三島へ向かい、東京行きの「こだま」へ乗り継ぎます。これなら9時48分東京着。会社によっては10時始業ならギリギリ間に合うかもしれない、という時間帯です。

将来的には甲府にリニア中央新幹線の駅が設置され、東京方面への通勤における選択肢の一つとして浮上する見込みです。予定地はJR甲府駅からはやや離れていますが、リニアへの乗車時間は試算では25分ほどと言われています。料金・停車駅・ダイヤなどがどのようになるかはまだ分かりませし、そのころにはもうコロナ前と同じ感覚では「通勤」しない可能性も大いにあります。でも、ひとたびこういう状況に置かれてみると、甲府に住んでなお東京近郊に住むのと同じような感覚で都心に通える日が来たら面白いし、いざというときに選択肢が増えるのは良いことだな……と思わざるを得ません。