コラム【鉄の余談】48 2014年3月に見たJR北海道のキハ40 ⓪
2014年3月
トップ画像は、JR東日本の盛岡色キハ40 561。
初っ端からJR北海道ではない、という妙な展開ですみません。
元より“余談”なので、話は鉄道らしからず、脱線します。
北海道新幹線以前の時代、青春18きっぷで北海道に渡るには、JR東日本津軽線の蟹田駅から「青春18きっぷで乗れる特急列車・自由席」に乗って海峡線に入り青函トンネルを抜けてひとつ目の木古内駅まで行けました。各駅停車が運行されていない区間の特例でした。
筆者は、同じ年の7月、津軽線の終点三厩(みんまや)駅まで往復した後、北海道に渡りました。
三厩駅ホームのキハ40 568。この車両は、2020年(令和2年)7月に廃車・解体されています。
※2014年7月
津軽線の蟹田駅~三厩駅間は、2022年(令和4年)8月の大雨で路盤流出などの被害を受けて運休が続いています。JR東日本は復旧に6億円以上が必要として鉄道運行の廃止を地元自治体と協議中です。言い換えれば、2022年8月以降、この区間の鉄道には乗れません。
そ~いう意味では、この駅名標を見ることもなかなか難しそうです。
※2014年7月
津軽線の終点三厩駅の終端部。構内踏切で右の駅舎に行きます。
※2014年7月
駅舎内にあった時刻表。筆者は、15時着で来ました。15:19の靑森行に乗って蟹田駅まで戻ります。
※2014年7月
三厩駅舎正面、・・・って道が狭くてこれ以上カメラ位置を下げられなかったのです。
※2014年7月
駅舎前から真北の方角。約400メートルで三厩湾。望遠レンズ、かなり気合いの手持ちです。横切っている高架は国道280号線。
※2014年7月
2014年3月、蟹田駅で見た2両編成の後方がキハ40 568でした。
※2014年3月
2014年7月はJR北海道789系の特急「スーパー白鳥」で北海道に渡りました。左後方に降りたキハ40 568が停まっています。
※2014年7月
2014年3月は、JR東日本485系の特急「白鳥」でした。写真は木古内駅。国鉄485系電車は、2022年に、形式消滅しています。
※2014年3月
特急「スーパー白鳥」の座席前に、この様な青函トンネル通過の時刻表がありました。もちろん、もう眼にする機会はありません。
※2014年3月
次回からは、2014年3月に北海道で見たキハ40の写真です。過去のコラムにも登場した写真と重複する場合があります。御宥恕あれかし。
(文・写真) 住田至朗
※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。
※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。
※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。