JR東日本スタートアップと事業革新パートナーズは、福島県の鉄道林間伐材から抽出したヘミセルロースを使用し、天然由来素材100%の生分解性バイオプラスチックタンブラーを開発。

東北デスティネーションキャンペーンを契機に、さらなる地域活性化を推進するために立ち上げられた新ブランド「東北MONO」商品として、限定500個、550円で販売する。

商品名はバイオプラスチックタンブラー 「RAILROAD TREE TUMBLER 『東北MONOバージョン』」。販売はJREMALL 『トライ・ワン』(3月17日~)、仙台駅『いろといろ』(3月22日~)。

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材質は、ヘミセルロースとポリ乳酸。100%天然由来素材で、土中・河川中・海洋中で、約180日間で水とCO2に分解される性質をもつ。

同グラスに描かれている「made by RAILROAD TREE」ロゴは、鉄道林由来であり、地域の自然や生活に密着した存在であることを表現。

「日々を豊かにするオリジナルプロダクトを生み出すことをめざし、鉄道林を表す『RAILROAD TREE』を主体とすることで、サステナブルな取り組みに対する思いを込めた」(両社)

鉄道林は、1893年の東北線 水沢~青森の吹雪防止林敷設を皮切りに、JR東日本管内で総面積3000ha以上ある。

神奈川県川崎市に本社をおく事業革新パートナーズは、世界で初めてヘミセルロースを原材料としたバイオプラスチックの開発に成功した実績がある。