九州新幹線全線開業10周年を記念した「博多はじき」 画像:JR九州商事

JR九州グループのJR九州商事は、九州新幹線(鹿児島ルート)全線開業10周年を記念する、オリジナルの「博多はじき」を数量限定で発売している。九州新幹線は新八代―鹿児島中央間が2004年3月13日に開業。東日本大震災翌日の2011年3月12日に博多―新八代間が開業して、博多―鹿児島中央間の鹿児島ルート(256.8km)が全通した。

今月は全通10周年の節目で、JR九州商事は親会社のJR九州にも相乗効果が期待できる商品として、おはじきを考案した。商品制作に協力したのが地元の博多人形商工業協同組合で、江戸時代初期に歴史をさかのぼるとされる博多人形は九州を代表する民芸品で1976年、国の伝統工芸品に指定された。JR九州商事はオリジナルおはじきを、〝厄災をはじく〟縁起物とする。

博多はじきは全部で10種類で、九州新幹線を走る800系とN700系車両のほか、列車名の「さくら」と「つばめ」、沿線の熊本城や桜島、それに鹿児島出身の西郷隆盛などをデザインした。新幹線と同時期に開業10周年を迎える、博多駅ビル「JR博多シティ」を模したおはじきもある。形も一般的な丸形のほか、半円形や花形とバラエティーに富んで、鉄道グッズとしてコレクションしたくなる逸品だ。

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紙箱入り、1500セットの限定販売で、価格は3300円。JR九州商事の通販サイト「九州の旅とお取り寄せ」で販売するほか、東急ハンズ博多店の「はかた・び」コーナーでも取り扱う。

文:上里夏生
(画像:JR九州商事)