※2021年3月撮影

トップ画像は、新宿線南大塚駅下りホームに近づくに急行本川越行。今回のピンチヒッターでした。

前回に続き、本川越駅東口前の通り(埼玉県道229号線 川越停車場線)を北上します。写真は連雀交差点まで来たところ。ここから北側は「埼玉県道39号線 川越坂戸毛呂山線」になります。最初の目的地は「川越熊野神社」。右に提灯がたくさん並んでいる場所に行きます。

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※2021年3月撮影

小江戸川越銭洗弁戝天もあります。

※2021年3月撮影

熊野神社の表は、もう1本東側「大正浪漫夢通り」側にあります。

※2021年3月撮影

参道の両側に「土足厳禁」とあるのは、この場所が「足踏み健康ロード」で小石が敷き固められています。裸足で歩いて足裏を刺激して健康になろう、ということですが、靴をぬいで歩いている人は全員が「悲鳴」をあげていました。さぞかし「健康に良い」のでしょう。(笑)

※2021年3月撮影

熊野神社拝殿の前にしめ縄で使われる茅(かや)で編んだ大きな「茅の輪」があります。厄払いの神事ですが、一般的には「夏越しの祓(なごしのはらえ)」で6月頃から行われます。あるいは年の瀬、大晦日までに1年の穢れを祓うのです。3月には珍しいかな。

※2021年3月撮影

大学時代に友人の家が北鎌倉にあったので時々泊まって朝方に源氏山に散歩して銭洗辨天にお詣りしました。川越にも小江戸川越銭洗弁戝天があります。

※2021年3月撮影

中央通り(昭和の街)に戻ると蓮馨寺(れんけいじ)があります。浄土宗のお寺。山号は孤峰山、院号は宝池院。徳川幕府公認の僧侶養成機関「浄土宗関東十八檀林の一つ」で葵の紋が許されています。境内に有名な焼きそば屋さんがあるらしいのですが、人が多いのでパス。

※2021年3月撮影

そのまま北に歩きます。洋品店のショーウィンドーに妙齢の婦人(ポッチャリ型のマネキンは珍しいでしょ?)。

※2021年3月撮影

仲町交差点まで来ました。ここからが小江戸川越の有名な「蔵造りの町並み」です。

※2021年3月撮影

まずは創業天明3年(1783年)という和菓子屋さん。右にある山崎美術館はこのお店の蔵(和菓子用の砂糖を保存していました)を使った美術館。入場すると、休憩所でこの和菓子屋さんのお菓子が出ます。

※2021年3月撮影

1783年と言えば、アメリカの独立を承認してパリ条約が調印された年。フランス革命までまだ6年あります。サド侯爵が牢獄で『ソドム120日』を書いていた時代です。そう考えると凄い。

日本では浅間山が噴火して天明の大飢饉の起こった年です。

次回も蔵のまちを散歩します。

(写真・文章/住田至朗)

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいているものです。ありがとうございます。