大型イベントでコンテナの機能をアピール=イメージ=

JR貨物は2021年6月から、「鉄道コンテナ利用キャンペーン2021」を開始した。鉄道コンテナを荷主企業から鉄道貨物駅まで陸送する、利用運送事業者の業界団体・全国通運連盟との共催。国土交通省などが後援して、2022年3月まで継続するロングランの利用促進作戦で、各地の展示会に出展するほか、産業界に貨物鉄道を知ってもらう「鉄道コンテナお試し輸送キャンペーン」も実施する。

キャッチフレーズは「レールがつなぐ地球の未来、やさしく便利な鉄道コンテナ輸送」で、優れた物流環境性能を前面に打ち出す。

参加を予定する催しは、「エコプロ2021」(2021年12月8~10日、東京ビッグサイト)など。ナビゲーターに人気落語家の林家たい平さんを起用し、コンテナ輸送の仕組みを楽しく、分かりやすく紹介する。会場では、専門の相談員が質問に答え、最も一般的な12フィート鉄道コンテナの実物を展示する。

ADVERTISEMENT

地方都市のイベントにも積極参加する。「エコテクノ2021」(6月30日~7月2日、北九州市)、「にいがたBIZ EXPO2021」(10月14~15日、新潟市)、「ビジネスEXPO『第35回北海道 技術・ビジネス交流会』」(11月11~12日、札幌市)で鉄道コンテナを紹介。パネル展示やプロモーションビデオの放映、貨物列車のジオラマ展示、クイズラリーなどを予定する。

「お試し輸送キャンペーン」は、文字通りの新規顧客開拓策で、所定要件を満たした荷主企業などに試験輸送費用の8割を全国通運連盟が負担する。期間は2022年2月28日まで。

文:上里夏生
写真:全国通運連盟