大切に守る方々あっての駅舎です【木造駅舎コレクション】073

2022.01.20

※2021年4月撮影

トップ画像は、肥薩線大隅横川駅。木造駅舎壁面の電灯。何とも懐かしい姿。子供の頃には商店街や小学校など、どこにでもあった様な気もします。でもこれでタマがLEDだったりしたら笑うなぁ。見た目は国内での製造が終わった白熱電球の様に見えますが。位置的に電球交換がタイヘンそうです。

大隅横川駅駅舎に入って待合室から駅出入口。

※2021年4月撮影

次の写真をご覧ください。出札窓口がそのまま残されています。右の低くなっているのは小荷物や「チッキ」を扱った窓口でしょうか。上の西郷さんは霧島市立横川中学校美術部生徒が明治維新150周年を記念して制作したモザイクアートです。やはり駅舎を日々見守る方々の努力があって古い木造駅舎の魅力が維持されるのですね。ありがとうございます!

※2021年4月撮影

反対側にはアップライトピアノと“大隅横川駅”の巨大な絵画。

※2021年4月撮影

ホームに出て改札口。金属製のラッチが残っています。

※2021年4月撮影

ホームの隼人駅側から。何とも良い佇まいです。何度も肥薩線の車窓から見た光景です。

※2021年4月撮影

これも車窓から何度か見ています。戦時下の米軍機による機銃掃射の跡。記録では屋根にたくさんの穴が開いて空が見えたそうです。

※2021年4月撮影

さらに隼人駅側。この木製ベンチも大事にしたい。

※2021年4月撮影

駅名標と駅舎。奥は吉松駅方面になります。

※2021年4月撮影

大隅横川駅は、1903年(明治36年)横川(よこがわ)駅として開業。1920年(大正9年)大隅横川駅に改称。「峠の釜めし」で有名な信越本線横川(よこかわ)駅と被らないようにしたのかなと思いましたが、そちらは1885年(明治18年)に開業していますから、駅名改称のタイミングがちょっと謎です。可部線に接続する山陽本線横川(よこがわ)駅も1897年(明治30年)の開業です。

1987年(昭和62年)JR九州に承継されました。2006年(平成18年)には国の登録有形文化財に登録。2007年(平成19年)南九州近代化産業遺産群の一つに選ばれました。

構内踏切から上り方面。中線が撤去された元島式の下りホームには右の通路で行きます。

※2021年4月撮影

構内踏切から鹿児島駅方面。

※2021年4月撮影

下りホームに行きます。

※2021年4月撮影

通路から駅舎。

※2021年4月撮影

ホーム側正面。

※2021年4月撮影

吉松駅側から。トップ画像の電灯(黄色い矢印)、高い位置にあるので電球交換がタイヘンそうでしょ?

※2021年4月撮影

大隅横川駅、良かった! 次の嘉例川駅も有名な木造駅舎です。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。


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