外観は大隅横川駅のクローン【木造駅舎コレクション】074

2022.01.21

※2021年4月撮影

トップ画像は、肥薩線嘉例川駅。既視感があります。

そうなんです。先回の大隅横川駅と同時期に作られたのでクローンの様に酷似した木造駅舎なのです。しかしこの駅には清涼飲料水の自動販売機も電話ボックスもありません。郵便ポストも無いですね。

※2021年4月撮影

何だか、少し脱力しました。(笑)駅出入口の建物財産標をこの駅でも写し忘れています。左に駅開業百周年記念碑があります。駅舎は、駅が開業した1903年(明治36年)のオリジナルです。

※2021年4月撮影

朝、熊本でレンタカーを借りて、三角線網田駅、肥薩線坂本駅、瀬戸石駅、白石駅、(球泉洞駅)、一勝地駅、(渡駅)、大畑駅、大隅横川駅と撮影して、10駅目の嘉例川駅に着いた時点で撮影にはギリギリセーフの夕刻だったのです。道に迷った矢岳駅と真幸駅を省略して正解でした。

嘉例川駅は、地元隼人町がJR九州から駅舎を購入し観光用に周辺を含めて整備しています。

※2021年4月撮影

近距離きっぷ運賃表に屋内照明が反射しています。今日はこの駅が最後。鹿児島中央まで戻って駅近くでレンタカーを返却します。

※2021年4月撮影

改札口には木のラッチが残されています。

※2021年4月撮影

窓口側。祖父が時々ネジを巻いていた柱時計を思い出します。時刻は17時です。もう撮影はギリギリで少々焦ります。奥の元の駅事務室は明るくて、何か展示されています。

※2021年4月撮影

ネコのにゃん太郎クンが夕食を食べていました。

※2021年4月撮影

駅舎出入口。

※2021年4月撮影

旧・駅事務室部分も一般に開放されています。こちらは窓口側。床に段差があります。この机などは現役時代のままなのかな。

※2021年4月撮影

事務室内では、嘉例川駅の歴史を写した写真が展示されていました。これが懐かしくて、暗くなる前に駅の雰囲気を撮影した後、ゆっくり見学しました。

※2021年4月撮影

詳しくないので分かりませんが、過去の閉塞機器でしょうか。

※2021年4月撮影

何度も車窓から見た光景です。改札口。

※2021年4月撮影

ホームから駅舎。縦型の琺瑯(ほうろう)の駅名標が懐かしいです。

※2021年4月撮影

元は相対式ホーム2面2線だったことが分かります。奥は隼人駅方面。右に国の登録有形文化財の銘板が飾られています。

※2021年4月撮影

駅名標。

※2021年4月撮影

嘉例川駅は、1903年(明治36年)開業。1987年(昭和62年)JR九州に承継されます。2006年(平成18年)国の登録有形文化財に登録されました。翌年は、大隅横川駅同様「南九州近代化産業化遺産群」の一つに選ばれています。

吉松駅側から。作り付けのベンチがなかなか凝っています。右上には「嘉例川駅営業開始 明治三十六年一月十五日 標高167.317メートル」と標高がミリ単位まで書かれていました。

※2021年4月撮影

上り吉松駅方面。

※2021年4月撮影

どうにか、暗くなる前に嘉例川駅を撮るコトができました。早朝から球磨川沿いでは散々道に迷ったりしたので爺も流石に少々草臥れました。

余談ですが、能町みね子さんの『うっかり鉄道』(メディアファクトリー/2010)に嘉例川駅が出てきました。筆者もコラムで取り上げていますが、なんと嘉例川で駅舎を堪能した後は何と嘉例川駅から鹿児島空港まで歩いてしまうのです。5km程度なのですが、まぁ歩く人は少ないのでその道中も面白い、茶畑と飛行機、ピンクのパーカーのイノキンさんの写真が良いです。筆者も真似をして鹿児島空港近くに出て鹿児島中央に戻りました。

(写真・文/住田至朗)

※木造駅舎などJR九州さんの許可をいただいて撮影しています。

※鉄道撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいているものです。鉄道は感謝の気持ちを持って撮影しましょう。

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【鉄の本棚 18】うっかり鉄道 能町みねこ メディアファクトリー 2010年刊
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