7月21日 朝7時。東急 大井町線の起点、大井町駅。行き止まり島式ホーム1・2番のりばに行くと、すでに6000系6102編成が急行の赤いLEDを灯して1番のりばで出発準備中。

そこへ2番のりばに、9020系9023Fが入ってきて、すぐに7時08分発 溝の口行きで出ていく。「となりの各駅停車が先に出ます。この電車は急行 溝の口です。旗の台で、となりの各駅停車に接続します」。

東急大井町線 大井町〜溝の口 12.4kmは、都心から放射状にのびる自社 田園都市線・東横線・目黒線・池上線を横に結ぶ路線。車両は9000系、9020系、6000系、6020系の4タイプが行き来している。

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このいま乗る6000系6102編成には、3号車(デハ6302)に、2018年からサービスが始まった大井町線有料座席指定サービス Qシート車がついている。

横向きロングシートと縦向きクロスシートに転換(回転)できる座席を備え、有料座席指定以外の運用では、ロングシートで走っている。

座席定員は45人。この日、7時11分に大井町を出た急行6000系6102編成は、12人の客が3号車 Qシート乗っていた。旗の台で7人乗り、大岡山、自由が丘ととまるごとに客を乗せ、二子玉川に着く前には26人の客が乗っていた。

クロスシートにもなるように、座席に肘掛けがついているおかげか、一般的なロングシートが7人がけなのに対し、3号車 Qシートは2+2+2の6人がけで、少しゆとりがある。

二子玉川で客の半分が降り、溝の口に定刻で到着したときには、3号車Qシートは、15人だった。

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