【木造駅舎カタログ】山陽本線028/37 富海駅

2021.09.06

※2020年8月撮影

トップ画像は、山陽本線富海(とのみ)駅。この駅名も知らないと読めないかもしれませんね。屋根瓦左半分が新しく葺き替えられています。右の白い建物はトイレ。

駅出入口。建物財産標がありました。何と明治30年7月の記載。1897年です。

※2020年8月撮影

富海駅は、1898年(明治31年)3月に山陽鉄道の駅として開業。国有化と線路名称制定で山陽本線所属になる過程を経て、国鉄分割民営化でJR西日本の駅になりました。1962年(昭和37年)までは貨物を取り扱っていました。

・・・ということは駅が開業する8ヶ月前に駅舎は竣工していたのでしょうか。しかし築120年以上です。すごいなぁ。120年前、駅前はどんな様子だったのでしょう。

丸い郵便ポストがあります。正確には「郵便差出箱1号」と言って終戦後に最初に実用化されたポストです。昭和24年(1949年)に登場し1970年(昭和45年)まで生産され、最盛期の昭和48年(1973年)には全国55千以上の場所に配置されました。平成25年(2013年)には十分の一の5千ヵ所あまりに減っていますが、なお現役です。(日本郵便株式会社 郵便業務案内係調べ)

駅前は駐輪場になっています。

※2020年8月撮影

駅出入口の切妻屋根の瓦も若干新しく見えます。駅舎の前に昔の外灯が立っているのもなかなか不思議な眺めです。

※2020年8月撮影

妻壁は明治時代に建てられたという風格がにじみ出てます。塗装が剥げている様にも見えますが。奥のホームにこの駅オリジナル風の巨大なポスターが見えます。右奥に社の様なものが見えます。

※2020年8月撮影

駅前広場の東側に神社がある様です。

※2020年8月撮影

東側から。トイレは新しいですね。

※2020年8月撮影

さらに駅から離れます。まぁ、駅から数分で海岸、海水浴場なのですが。真夏なのに人影はありません。やはりコロナ・ウイルス感染拡大が影響しているのでしょうか。

※2020年8月撮影

さらに駅前を海の方に歩くと右の神社が見えました。

※2020年8月撮影

観音様などの仏像や天狗様、仁王様、大黒天、など神様仏様が大集合の様相です。調べたら山岳信仰の霊山石鎚山石鎚神社の神仏混淆信仰を本体とする石鎚本教の神社でした。

※2020年8月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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