完璧な改修済【木造駅舎カタログ】関西本線01/158 永和駅

2022.05.20

※2020年12月撮影

トップ画像は、関西本線永和駅。

さて【木造駅舎カタログ】は関西本線です。起点はJR東海名古屋駅、終点はJR西日本難波駅の174.9km。このうち名古屋駅から亀山駅までの59.9kmをJR東海が管轄。亀山駅からJR難波駅までの115.0kmをJR西日本が管轄しています。

直流1500Vで電化されているのは、名古屋駅から亀山駅(JR東海)と加茂駅から難波駅間(JR西日本)。亀山駅~加茂駅間は非電化区間でローカル線の雰囲気があって筆者的には好きな区間です。

そもそも民間鉄道会社の関西鉄道の路線として開業。名古屋・奈良。大阪を最短距離で結ぶ鉄道として旧国鉄と競合した歴史があります。関西本線の路線名もこの関西鉄道に由来するのです。国有化されてからは全線を直通する列車が運行されていましたが、モータリゼーション普及や国鉄分割民営化で現在は上記の電化2区間と非電化区間の3区間で運転系列が分割されています。

青春18きっぷで全国のJR線に乗る様になるまで筆者は関西本線にほとんど乗る機会がありませんでした。でも紀勢本線や上記の関西本線非電化エリアが好きになってその後は何度も乗ることになりました。

ではさっそく青春18きっぷで名古屋駅を出発します。JR東海の管轄する名古屋駅~亀山駅間は全線電化。一部単線区間があります。名古屋駅から四日市駅までの区間は近鉄名古屋線と並走しています。全線複線の近鉄名古屋線に対し関西本線は輸送力で劣るため運行本数、所要時間で劣位に甘んじていましたが、国鉄分割民営化後JR東海の行った設備向上や複線化などで輸送量はJR発足時の3倍に伸びています。

最初の木造駅舎は、名古屋駅から12.2km、永和駅です。昭和4年に建造されたと思しき木造駅舎ですが、東海道本線で見た様にJR東海さんは木造駅舎を徹底的に改修しているので微塵も古さを感じさせません。

※2020年12月撮影

永和駅は、1927年(昭和2年)善太信号場として開設されました。1929年(昭和4年)駅に昇格。駅舎もこの時に建てられています。1959年(昭和34年)貨物取扱廃止。国鉄分割民営化でJR東海に継承され2006年(平成18年)ICカードTOICAの使える駅になりました。JR東海「集中旅客サービスシステム」導入で駅は無人化。

※2020年12月撮影

1929年(昭和4年)建造ですが、完璧に改修されているので全く古さを感じさせません。

※2020年12月撮影

駅出入口。改札口にはICカードの簡易改札機があります。駅の周囲は田園地帯。

※2020年12月撮影

※鉄道の撮影は鉄道会社、鉄道利用者、関係者などのご厚意で撮らせていただいています。撮影は何よりも安全が最優先。あくまでも業務・利用の邪魔にならないように、そしていつも感謝の気持ちを持って撮影しています。

(写真・文章/住田至朗)


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